今回は山の中のカルト教団で暮らす子どもたちが、徐々に教団の異常さに気づくエピソードになりました。
このエピソードを書き終えて、
「ホラー映画『ミッドサマー』にちょっと似てるかな?」
と気づきました。
気づきましたが影響は受けていないと思います。
あの映画、自分はあんまり好きじゃないんで(苦笑)。
アメリカの大学生が夏休みを利用してスウェーデンに旅行する。
彼らが訪れたのは宗教団体の信者だけが暮らす閉ざされた村。
スウェーデンは白夜で夜になっても外は白々と明るい。
はじめはのんきだった学生たちだが、徐々に村の異常性があらわになり……
映画を見ながら
「田舎の人間を悪魔視するエンターテイメントは世界的に流行ってるのかな?」
と変な感想を抱きました。
『悪魔のいけにえ』など内陸で暮らす白人を狂暴な土人扱いする伝統(?)がハリウッドにありますが、この映画もその伝統を汲んでいると思いました。
ミッドサマーの村人は知的で穏やか、悪魔のいけにえの家族は粗野で暴力的と外見はちがいますが、本質は同じです。
「都会のインテリには田舎の人間はこういう風に見えるのか」
とちょっと鼻白みました。
ミッドサマーの原始的な宗教団体に比べたら、自分が考えた教団クルシミのほうが外への働きかけが積極的な分
「まだましだよな」
と不遜なことを思ったりもしました。
下に映画の予告編のURLを張りましたのでぜひ。
不気味な祝祭…アリ・アスター最新作『ミッドサマー』本編映像
https://www.youtube.com/watch?v=tnzDJZKc6zg『アガルタのイオリ』第104話 カルマ誕生
https://kakuyomu.jp/works/16818622176421206781/episodes/16818792439109638344