今回からしばらくアクション回が続きます。
文字表現によるアクション描写はどうしても単調になりがちです。
説明しないとなにがなんだかわからないし、かといって説明しすぎてもテンポが悪くなるし、で最小限の描写にとどめると今度は文章が単調になる……
書き手のみなさんも、アクションシーンの描写に頭を悩ませていませんか?
自分も長く小説を書いていますが、アクションシーンはとくに文章の巧拙がもろに出るので、書くときいつもヒヤヒヤします。
「アクション表現はやはり映像にかなわないな」
と思ったのは映画『リベリオン』を見たときです。
舞台は近未来で、世界は1984的な全体主義体制になっています。
主役のクリスチャン・ベールはガン=カタと呼ばれる格闘術の達人で、はじめは全体主義体制に従順でしたが、やがてレジスタンスの闘士になります。
ガン=カタはたぶんガン(銃)とカタナ(刀)からきた造語です。
ベールの殺陣を見ると銃+刀+カンフーといった感じのアクションで、これは文章より映像で表現したほうが断然映えます。
「こういう表現を文章でやりたいんだけどな」
と思いますが、なかなか難しいです。
カクヨムで小説を書かれている鷲巣晶さんは
「文章によるガン=カタ的なアクションのハイスピード表現」
に成功されていると思います。
こちらの短編にその証しとなる殺陣があります。
ぜひお読みください。
斬一倍 鷲巣 晶
https://kakuyomu.jp/works/16818093092651664968『リベリオン』の動画のURLを下に張りました。
こちらもぜひご覧ください。
リベリオン gunkata 最高にかっこいいアクションシーン
https://www.youtube.com/watch?v=Ui-yIX-NdDQ『アガルタのイオリ』第101話 ジェットとイオリ
https://kakuyomu.jp/works/16818622176421206781/episodes/16818792439000652627