本当の近況その2。
8番出口の映画版を見てきました。
「無限回廊の地下鉄の通路を”異変”を見つけて脱出する」というコンセプトのゲームが原作のやつ。
ゲーム版は子供がやっててビビりちらかしてたのは知ってたけど、自分ではやったことがなかった状態で視聴。
おもしろかった。そのあとゲームを実際にプレイしたくらいには。
ゲームを後からやって思ったけど、よくこのシンプルなゲームからこのストーリーを組み立てたものですね。ゲームは低価格なだけあって、本当に「異変を見つける」ことしかしない。主人公がなぜこの空間にいるのか、そもそもこの空間は何なのか――そんなストーリーや設定解説は皆無。「なぜ脱出するのか、そこに迷路があるからだ」というお約束だけを根拠に、一切の無駄を省いた作品なのです。
しかしこの『異変を見つけて、引き返す』というゲームコンセプトを見事にストーリーとして組み込んでいる。8番出口という異様な空間と、主人公が日常の中で遭遇した”異変”。まったく違うものではあるけど、しかし奇妙につながってきている。そして8番出口を巡る中で主人公自身の変化――詳しくは語れないけど、見事です。
と、そんな感じ。
で、小説のこと。
いやまあ、大阪万博行ったり飼い鳥が逝去したりとゴタゴタしてる間に小説書くルーチンが完全に抜けてしまいましてね。あと、ゲームの流れを下地にしている都合上、ゲームの展開を忘れたという致命的問題が……。まあ、こまめにセーブしてるから今のところからやり直せばいいんだけど、それも億劫だし、何気に最初の展開がドラマチックだった気がするからなしにするのが惜しいというか。忘れた時点でドラマチックもクソもないんですが……
まあ、がんばるか……もうひとがんばり……いや、ふたがんばりくらいで結末となりそうな気がするし。うん。