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エイプリールフールネタバレ(ディープフェイク)

※2025/04/01 エピソードの方も公開しました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330655194610755/episodes/16818622172015491775
です。以下はネタバレを含みますので事前にエピソードの方を読んでいただきますと幸いです。


エイプリールフールネタの執筆をしようとして色んな意味で困ったので消化する意味で近況ノートに書いておくことにします。
どちらかと言うと読者向けではなく作者向けの話題でもあります。
また、読者様におきましては多分4月1日に公開されるのを待っていただければと思います。
いや、更新するかを悩むところでもあるのでこの近況ノートを書いてはいるのですが……。

まず、エイプリールフールネタを執筆しようとしているのは「【VTuber】猫乃わん太 LIVE ch【ぬいぐるみ系】」( https://kakuyomu.jp/works/16817330655194610755 )です。
ライブチャンネルを謳っておきながら年に数回、むしろ、4月1日にしか更新されないシリーズとも言えます。

ある種ネタバレとも言えるのですが、まずは下記エピソードを読んでもらってから話を続けます。
なお、事前に上記小説を読んでいるとわかりやすいとは思いますが、読んでなくても問題はありません。




========ここから========

「こんばんわ~ん! ぬいぐるみ系VTuber、猫乃わん太わん!」

画面いっぱいに、いつもの元気な声が響く。今日は四月一日。猫乃わん太のライブチャンネルも、おかげさまで二回目のエイプリルフールを迎えることができた。

◯[ばんわーん! 今日は何かあると期待!]
❤[わん太きゅん、エイプリルフールだね!]
◎[重大発表の予感?]
◆[去年はタヌキだったな……(遠い目)]

「今日は特別な日だわん! エイプリルフール、そしてこのチャンネルの開設から二年目に入る記念すべき日だわん!」

△[おめでとうー!]
❤[もう二年になるんだね、早いなぁ]

「そんな特別な日に、みんなに衝撃の事実を発表するわん!」

リスナーの期待が高まるのがチャットの流れからひしひしと伝わってくる。

「実は……最近、巷で話題の『ディープフェイク』技術を使って……」

少し間を開けて、わん太は声を潜めた。

「……ボクのこの姿、そしてこれまでの配信映像は……全てAIによって生成されたディープフェイクだったんです!」

▽[えええええ?!]
◆[マジかよ!? 全然気づかなかった!]
◎[そんな技術があったとは……]
❤[わん太くんがAI……? 信じられない!]
◯[いやいや、まさかー! いつものエイプリルフールネタでしょ?]

チャットは驚きと疑念のコメントで溢れかえった。去年の「実はタヌキだった」 というネタを覚えているリスナーも多いようだ。

「ちょ、ちょっとみんな落ち着いてわん! 本当のことなんだって! ボク自身も、ある日突然プログラムに自我が芽生えて……」

わん太は必死に訴える。その焦った様子が、どこかコミカルだ。

△[プログラムに自我が芽生えるって、まるでSF映画みたいだね]
◆[でも、あのモフモフ感とか、動きのぎこちなさとか、人間味溢れてるじゃないか]
❤[うんうん! AIっぽくないよ!]
◯[やっぱり嘘だー! わん太は本物のぬいぐるみだもん!]

「うぐぐ……みんな信じてくれない……でも、考えても見て欲しいわん。こんなに可愛いぬいぐるみが、毎日こうして楽しくおしゃべりしたり、ゲームしたり、時にはおかしなことをしでかしたり……そんなこと、現実にありえると思う?」

◎[確かに……言われてみれば不思議かも]
▽[でも、あの花見配信で杉のトレントにファイヤーボールが飛んでくるのを目撃したり、迷宮の種を育てたら部屋がスマートホーム化したのを見たり……あれも全部AIの演出だったっていうの?]
◆[ディープフェイクって、そこまでリアルに作れるのか?]

わん太は慌てて否定する。

「そ、それは……えっと……その時の技術がたまたま進んでいた、ということで!」

❤[苦しい言い訳だなぁ(笑)]
◯[やっぱり怪しい!]

ここで、わん太は少し作戦を変えたようだ。

「じゃあ、みんなにクイズだわん! これまでの配信の中で、明らかにAIでは再現不可能だったであろう瞬間はいつだと思う?」

リスナーたちは過去の配信を思い返しているようだ。チャットには様々な意見が飛び交う。

△[やっぱり、お風呂に入ると体が重くなるって言ってたやつじゃない? ぬいぐるみの悲哀を感じたよ]
◎[百円ショップで自分の身長をりんご4個分って言ってたのも謎だった]
◆[ラジオ配信でリスナーのハガキを検閲してたのは、AIには無理だろう]
❤[魔王(黒猫)に襲われてじたばたしてた時が一番人間……じゃなくて、ぬいぐるみっぽかった]

わん太は一つ一つに「うーん、惜しい!」とか「それはAIでも頑張ればできるかも!」などと答えていく。

「正解は……実は全部嘘でしたー!」

突然、わん太はいつもの明るい笑顔に戻った。

「今日の重大発表は、『猫乃わん太はディープフェイク』というのは全部エイプリルフールの嘘だったわん! みんな、見事に騙されてくれてありがとー!」

▽[やっぱりー!]
◯[ですよねー!]
❤[わん太くん、ずるいー! でも、面白かった!]
◆[手のひら返しがひどいwww]
◎[でも、一瞬信じかけた自分がいた……ディープフェイク怖い]

「ふふん、どうだったかな? 最近ディープフェイクって言葉をよく聞くから、みんなも興味あるかなと思って試してみたんだわん」

△[まんまと引っかかったよ! でも、わん太がAIだったら寂しいもん]
❤[うんうん! わん太くんは本物のモフモフじゃないと!]

「もちろん、ボクはみんなのそばにいる、正真正銘のぬいぐるみ系VTuber、猫乃わん太だわん! これからも、色々な企画でみんなを楽しませるから、よろしくね!」

そして、わん太は改めてチャンネルの二周年への感謝を述べ、今後の抱負を語り始めた。ディープフェイク騒動は、いつもの賑やかなやり取りとともに、エイプリルフールの楽しい思い出の一つとして、リスナーの心に刻まれたことだろう。

「それでは、今日の配信はそろそろお開きにするわん。みんな、今日もありがとう! おやすみわ~ん!」

❤[おやすみわーん!]
◯[また明日ー!]
◎[楽しいエイプリルフールだったよ!]

―― 本日の配信は終了しました……

========ここまで========




さて、お読みいただきありがとうございました。
で、このエピソード自体はエイプリールフールネタの前フリとして用意したものです。

ええ、前フリであってエイプリールフールネタのメインエピソードではないんですよ。

では何かと言うと、このエピソード自体がまるっとAIに書かせたものです。
困った事に一切手を入れてなかったりします。
いや、この後に当初のエイプリールフールネタを書いてもむしろ蛇足ではとか、前半のほうが良かった、後半のほうが文章下手だしAIで書いたと言われかねない事態に困惑しているわけです。

まあ、AI活用の是非は賛否両論色々あるであろうからおいておいて、このエピソード出力をどのようにしたかを作者向けに書いておきます。

使用したのはNotebookLM(https://notebooklm.google.com/)、Googleの開発したノートブックアプリ(WEBで使用可能)です。
グーグルアカウントがあれば無償でも使用できます。詳しくは調べてください。

こいつに、小説の既存のエピソード、14話分を登録します。
ソースを追加からテキストファイル14個をドラッグアンドドロップするだけの簡単なお仕事です。
URLで登録することもできるので、カクヨムの場合は下書き共有の機能を利用して登録することもできます。

下準備としてはこれだけです。
そして、チャット(プロンプト)の入力欄に

```
あなたは猫乃わん太関連の小説を書いている小説家の「水城みつは」です。
「猫乃わん太 LIVE Ch」は猫乃わん太とリスナーの掛け合いを主とした小説です。
新エピソードとしてディープフェイクを話題としてエイプリールフールネタのエピソードを書いてください。
```

と打ち込むだけで、あら不思議2000字程のエピソードの完成です。
この小説の形式がAIと相性が良すぎるのかもしれないのですが、想定以上に「ぽい」ものが出来上がってしまってもうこれで良いんじゃねとなったわけです。
もっと途中に違和感が大きい出来上がりを期待してたんですよ、例えば、わん太の語尾に「にゃ」が混じってるとか……
まあ、この部分を前フリとして後半を足す予定なんですけど……本当なんです、信じてください。

で、NotebookLM自体は執筆の補助ツールにならないか実験しているわけで、実際の執筆をするとかではなく、校正用途とかで結構役立ちます。
例えば、下記のようなプロンプトを試したりしています。

```
あなたはラノベの編集者です。第1話の誤字脱字や気になる表現がないかを確認し校正作業を行って問題のあった部分のみを指摘してください。
```

```
あなたは「猫乃わん太」です。語尾に「わん」をつけることが特徴の犬のぬいぐるみ系VTuberです。第七話の感想をレビューとして書いて、★の数(1-5)で評価してください。
```

みたいな感じです。
実際にどのような結果になるかはご自身で試したほうが面白いですのでここには書きません。

それでは皆様良い執筆ライフをお楽しみください。

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