カクヨムから生成AIに関連する推奨タグ利用のお願いが出ました。
https://kakuyomu.jp/info/entry/geneai_tag
これに伴い、「AI補助利用」タグを付けるかどうか悩んだのですが、付けるのも面倒くさいし、付けないのも面倒くさいので実際の使用有無にかかわらず、とりあえず、順次付けておくことにしました。
なお、私の執筆している小説に関してはネタの一部として生成AIを使用している場合を除き、本文自体をAIに書かせる事はないであろうと書いておきます。
ただし、元の文章を自分で書いてAIに変換させる事は多分あります(後述)。
ここのところのAI小説周りの騒ぎで色々と考えなおす面もありました。
まず、私のスタンスとしては、生成AIは単なる道具です。
ここのところの燃えやすい、学習元がどうこうというのはちょっと端に置いておいて下さい。
生成AIが何かと言えば、感覚としては超高性能な検索ツールとか集合知みたいなものです。
現状のAI小説に対する感想としては、全体として単調とか味がないとか思いはするのですが、これも一過性のものでしかないと思います。
文章の上手さで言えば、既に自分で書く文章よりも表現力豊かだし、普通に上手いです。
そして、カクヨムのランキングを見てわかるように普通の人が読んで普通に★をつけます。
ランキングに入るぐらいに評価されたことは、厳然たる事実として受け止めなければならない結果だと思います。
小説を書くまでの要素として、上記カクヨムからのお知らせを元に要素を抜き出すと、
1.「アイデアや資料をもとに」
2.「本文を書いた」
3.「文章の校正」
の大きく3つだと思います。
まあ、ぶっちゃけ三つともAIに書かせた場合は作品と言うよりは単なる製品であり、ちょっと投稿はご遠慮くださいとは思います。
ただ、今回の騒ぎや今もAI小説を書かれている方の中にはニッチな需要とか、1のアイデアはあるけど文章はなかなか書けないということでAIを利用しているとの意見も見られました。
個人的な線引きとしては、その作業をAIではなく、他の人にやってもらった場合にその小説は自分の作品と言えるかを基準にしたいと思っています。
1.「アイデアや資料をもとに」=> 壁打ちや検討はOKだが、これAIにまかせるぐらいなら書かねえよ
2.「本文を書いた」=> ゴーストライター?
3.「文章の校正」=> 意見は聞く。ただし、修正するとは言っていない。
ですね。結局のところ、現状私の場合、AI自体は活用するつもりで活用していないような感じです。
よくある使い方として、生成AIに登場人物の名前を考えさせるとかあるのですが、試すとそれっぽいのを幾つも出してくれます。
で、出してもらうとそれっぽいんですが何か違う気がして、結局一度も採用できていません。単に天邪鬼であるとも……
同じように文章を校正させてみても、出されると何か気に入らなくて結局採用しないのです……
なので、現状の生成AIの使い方としては、生成AIが似たようなのを出してこないか確認という、本末転倒的な使い方が多いため、タグ付けを悩むところだったりしたのです。
なお、生成AIをがっつり本文等で使用する場合は以下に記載した小説のように、説明等にしっかりと書きますのでよろしくお願い致します。
◆ ◇ ◆
以下、蛇足的に現状の執筆環境的なものと生成AIをどうしているか等、メモ的に残しておきます。
執筆用のエディターとしてはObsidianを使用しています。
元はVSCodeとしてtxtで書いていたんですけど、重くなってしまったので、現在はmdとしてObsidianを使用しています。
なお、バックアップとしてはgitを利用。これも、元々はローカルサーバーに保存していましたが、最近はGithubにプライベートとして保存。
Obsidianのプラグインが割と簡単に作れることが判明したので、色々作って遊んでいるところです。
生成AIもObsidianのプラグインとして呼び出すとこを作成して実験的に試しています。
AIのサービス的に一番利用しているのは、GoogleのNotebookLM。
これは、長編の小説を書いている人には一番のオススメです。
自分の小説を突っ込んでおくとAIチャットによる検索やら分析やら要は何でも聞いたら教えてくれます。
後、最近ちゃんと?生成AIに書かせるものとして、元のセリフを用意しておいて、方言とか口調は生成AIに修正してもらって良いかなと考えています。
◆ ◇ ◆
これまでに実験(ネタ)的に生成AIを使用した小説。
いずれも生成AIで書いた部分に関しては全く手を入れていません。
書籍化できないミステリー作家2 ~生成AIと消えた作家~
https://kakuyomu.jp/works/822139838553492993
現状、アイデアさえも不要でミステリーを書けるっちゃあ、書けるという例で。
URスキル『万象言海(ダンジョン辞典)』はポンコツかもしれない
https://kakuyomu.jp/works/16818792438132411158
楽するために生成AIを使ってみるつもりで全然楽にならなかった例。
Obsidianのプラグインで架空辞典作成するのを作ってみた。
【VTuber】猫乃わん太 LIVE ch【ぬいぐるみ系】
ディープフェイク
https://kakuyomu.jp/works/16817330655194610755/episodes/16818622172015491775
生成AI小説も文体とかでは判別できないよね、という例。