好きすぎ崩壊しそうなくらい繰り返し読んだ本の話を……。敬称略。
『新世界より』(貴志祐介)
記憶を消してもう一回衝撃を受けたいSF小説。世界の構成、人物のリアリティ、社会の成り立ちの綿密な作りは脱帽する。貴志先生の小説は大好きなもの多いですがこの作品を一番に上げたい。
『平面いぬ。』(乙一)
傑作揃いの短編集なのですが「BLUE」が特に大好き。何回読んでも泣いてしまう。
愛情の形と絆の書き方がさすが乙一先生。くどくなく説教なんかしない。ただ自然に描く美しさは必見。
『ハサミ男』(殊能将之)
自分は正常だと思いながら読んでたのにいつのまにか殺人犯の視点で読み進める逆転現象がたまらない。私は正常だなんてたかだか自分の物差しだわね。
『赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。』
(青柳碧人)
シリーズものの2作目なんですが、連作短編で読みやすく、八割コメディなのでサクサク行けちゃう。この楽しい不謹慎が後半の命の有限性のテーマに膝を叩く。使われることに慣れるって怖いね。
『最果てアーケード』(小川洋子)
10作の短編集。
読み終わると分かった瞬間の郷愁がたまらなく好き。ヒト、モノ、時間の境目が曖昧なところが小川洋子ワールドで大好き。
少しマニアックかもしれませんが、井上雅彦先生監修の『異形コレクション』というアンソロジーを叔母が大昔から集めていて、寄稿されていた速瀬れい先生の短編が本当に大好きで私、ノートに手書きで学生の時書き写したくらい好きです(本は絶版で手に入らないので)幻想的で美しく、どんなジャンルにも知識が広く素晴らしい作品を書かれる作家さんでした。病で早逝されたと知った時はボロ泣きしました。
特に『双頭の鷲』と『時の通い路』が好き。
美しい幻想小説なんです。短編集出てくれないかなぁ。
アンソロジーも知らない作家さんの素敵な作品に合うチャンスがあるので好きです。
好きな本語り足りない。