『磯賀場真我という仕事』を読んでくださっている皆さま、ありがとうございます。
今日は少し、私自身の執筆について書いてみようと思います。
私は以前から、ずっと小説を書いてみたいという気持ちがありました。
自分の中には、
描いてみたい物語や、
書いてみたい場面、
伝えてみたい考えがありました。
でも、それを小説という形にする自信は、正直あまりありませんでした。
物語の構想はある。
でも、文章としてうまく表現できるのか。
読んでもらえる形にできるのか。
登場人物の会話や感情を、ちゃんと伝えられるのか。
そう考えると、なかなか一歩を踏み出せませんでした。
そんな中で、AIという道具に出会いました。
私は現在、執筆の中でAIを活用しています。
使い方としては、
物語の構成を整理したり、
登場人物について壁打ちしたり、
文章を読みやすく整えたり、
表現の候補を出してもらったりする形です。
自分の中にあるものを、どうすればより伝わりやすくなるのか。
そのための編集者であり、相談相手であり、
時にはリライトの補助役のような存在として使っています。
AIの力を借りていなかったら、今のスピード感やクオリティで、
この物語を書き進めることはできなかったと思います。
でも同時に、自分がいなければ、
この物語の世界観やテーマ、登場人物たちは生まれなかったとも思っています。
三浦が仕事で迷うこと。
若菜が明るく振る舞いながら、人をよく見ていること。
真我が静かに問いを投げること。
そして、この物語がどこへ向かうのか。
そういった部分は、自分自身の経験や考え、感情から生まれています。
ただ、それを読み物として形にしていくうえで、AIの力を借りているのは事実です。
AIのおかげで、一人では詰まってしまうところを壁打ちできるようになりました。
自分ではうまく言葉にできなかった感情や場面を、別の角度から見直せるようになりました。
文章を整える時間も短くなり、
その分、物語そのものや登場人物について考える時間を増やせるようになりました。
そして今の私には、いくつかの環境も重なっています。
海外赴任中ということもあり、
日本にいた頃より、自分の時間を作りやすくなりました。
週末にはカフェにこもって、PCに向かい、
三浦や若菜や真我のことを考えています。
カクヨムのような投稿サイトがあり、個人でも物語を発信できる場所がある。
そしてAIという道具があり、
自分の足りない部分を補いながら、物語を形にできるようになった。
そうした環境が重なったことで、
ようやく私は、ずっと書きたかった物語を書けるようになったのだと思います。
AIを使っていることに、迷いや葛藤がないわけではありません。
自分だけの力で書いている、と言い切ることはできません。
でも、それでも私は、この物語を形にしたいと思いました。
三浦たちの仕事を。
若菜の明るさを。
真我の問いを。
そして、仕事の中で迷いながらも、
少しずつ前に進んでいく人たちの姿を、誰かに届けたいと思いました。
AIは、私にとって、物語を代わりに作ってくれるものではありません。
自分の中にあるものを、より伝わる形にするための道具です。
これからも、その使い方には誠実でありたいと思っています。
登場人物たちの声に耳を傾けながら、自分の経験や考えを大切にしながら、
AIという道具の力も借りて、この物語を最後まで丁寧に書いていきたいと思います。
引き続き、
『磯賀場真我という仕事』にお付き合いいただけたら嬉しいです。
まわれ。