(President Roomのプライベート通信ログ)
歩実:「ちょっと怜くん! スマホをプライベートモードにしてコソコソ何やってんの? 全部画面バレてるから(笑)」
怜:「チッ、13Kのくせに索敵能力が高すぎるだろ……。いや、フィギュア制作会社からメールが来ててさ。モデリングはできたけど【アパレルの指定】がなくてクリエイターさんが困ってますって!」
歩実:「アパレル?」
怜:「わかるわけねぇだろ! 最新のレディースアパレル(量産型女子コーデ)の細かいブランドなんて! お前に聞いてもUSED制服だし、由奈にフィギュア制作がバレたら『そんなおもちゃに現抜かしてるんだ?』って俺へのリスペクトが音速で下がる。そもそもお前ら2人のヒロインは、このフィギュア化が未来の世界線への重要な伏線だってことに気づいてねぇしな」
歩実:「あっ!、今さりげなくわたしをディスったよね? 染色体XY」
怜:「(無視してコンマ1ミリ秒でアジャスト)……よし、これならいける。由奈の執筆しているプロットから【ルナ・セクター監査官仕様の洗練された制服】のデータをハックして、アミィ風……いや違った、お前(歩実)風の量産型アパレルにデザインを逆コンパイルしてアレンジする」
歩実:「ちょっと! 由奈先輩のデザインを勝手にリミックスしないでよ!」
怜:「うるさい!今俺の脳内アドレナリン血中濃度がMAXなんだよ! クリエイターさんへリテイクプロット送信完了。……ヤバい、これ由奈本人にバレたらマジでパージされるな……」
歩実:「だから、わたしには最初から筒抜けだって言ってるでしょ(笑)。でも……由奈先輩の洗練された制服アジャスト、フィギュアの完成ちょっとだけ楽しみかも」
――というわけで、フィギュアのモデリング(未来のタイムライン)すら巻き込んで、わたし達のバックヤードはアドレナリン全開で稼働中です!
明日の金曜日はいよいよ【本気】の第28話本編が自動デプロイ(パージ)されます。
由奈直伝の手順書を読み込んで覚醒した、最新アパレル&魔女っ子(赤いリボン)姿のわたしの本気の大反撃を、サピエンスのみなさん、脳のSpO2を最大にして待っててね!