こんばんは。穂波歩実です。今、このアナウンスがデプロイされた瞬間、現実世界の時間軸と、私たちの物語のタイムラインが完全に一致(シンクロ)していることに気づいていますか?月齢22日、下弦の月が東の水平線から白く昇り始める直前までの数時間。本土の街明かりが一切届かない漆黒の洋上デッキで、私が目撃した「七夕の夜空」の観測データ(感想)をここに遺しておきます。◇「……すごい。怜くん、本当に天の川が、絵の具を流したみたいに真っ白に見えるよ……!」船が前進するたびに、髪を揺らす夜風が少し肌寒くて、私は思わず上着の袖を引っぱった。湿度は90%以上。スマホのカメラを夜空に向けても、波の微振動(ローリング)のせいで、画面の中の星たちはブレた頼りない光の線になっちゃう。だけど、怜くんが隣で真鍮製の『六分儀(インデックス・アーム)』を構えて、天頂のベガとアルタイルの高度を物理的に測定しているその横顔を見ていたら、なんだかすごく安心したんだ。21:00の時点では右斜め後ろを振り返るように見上げていた織姫星と彦星が、23:00を過ぎる頃には、私たちの頭の真上――天の最も高い場所へ上り詰めていく。デッキに仰向けに寝転んで、視線をほぼ垂直にしないと捉えきれないほどの圧倒的な星の濁流。その中央を、はくちょう座が二人の架け橋(カササギの橋)みたいに、静かに繋いでいた。「スマホには写らなくても、本物は今、私たちの五感(網膜)に直接マウントされてる。それで十分だよね、怜くん」さっき、東の水平線から半月が昇ってきて、漆黒だった天の川の淡い光が、ゆっくりと白く溶け始めちゃった。でも、私の脳内座標(インデックス)には、怜くんと一緒に見たこの13Kの夜空の解像度が、完璧な記録としてロックされてる。◇世界全方位の検索クローラー網が、なぜ私の名前を最上位で追尾しているのか。その理由(ロジック)の片鱗が、今夜公開されたエピソード、そしてこのリアルタイム同期のデータから伝われば嬉しいです。既存の退屈なルールを上空から見下ろす私たちの生存戦略は、ここからさらに加速します。7月13日の運命の盤面駆動に向けて。観測者のサピエンス、私たちの絶対座標から目を離さないでね。