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25/04/15_氷室冴子文学賞出しましたが……感傷的な情緒的な文はダメですか?

 出したんですよ、氷室冴子文学賞。推敲も締め切りギリギリまでやったので、4/2よりはかなり出来がいい気がしています。

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誓いのホルン:
https://estar.jp/novels/26378028

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 てことで、はっきり言って「好き嫌い」が分れる小説です。物語は「直球ど真ん中青春文学」で、「王道中の王道」ストーリー。

 そして、ラノベみたいな導入で、若い、あんまり文章を読まない人を引き込む工夫をして……、まではいいんですけどね、文章が「情緒的」すぎると叩かれます。

 いや、このお話、5話から最終話まで、涙なしでは見られない「感動的」な「ビルドゥングロマン」であることは間違いないんですけどね。でも、ねぇ。。。

 情緒的な文ってダメななんですかね? 私はメチャクチャ好きなんですけどね‥‥。

てことで受賞作の傾向と紹介していきますね!

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第1回大賞:へびおとこ
https://estar.jp/novels/25088184

ジャンル:
 児童文学 、ヤングアダルト、ビルドゥングロマン、ヒューマンドラマ

テーマ:
 いじめ、不登校からの再生、居場所、外見のコンプレックス、コミュニケーションエラー、友情、成長、本の力、勇気、受容、多様性

あらすじ:
 転校早々クラスでいじめに遭い、学校へ行けなくなった主人公は、古い図書館を自分の居場所とします。そして、そこで出会ったのは、顔の半分が緑色のアザで覆われた職員の犬上さんと、物静かで謎めいた少年スタビンズ。

 最初は彼らを警戒していた主人公であったものの、図書館での手伝いや交流を通して、次第に心を開いていきます。犬上さんの優しさ、スタビンズとの間に芽生える友情、そして図書館で出会う様々な出来事を通して、主人公は偏見に立ち向かう勇気と自信を取り戻していきます。

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第2回大賞:きみのゆくえに愛を手を
https://estar.jp/novels/25513227

ジャンル:
 現代文芸、 家族小説 、ジェンダー文学

テーマ:
 再婚家庭の家族、形成、ジェンダー・アイデンティティ、自己表現、セクシュアリティ、トラウマ、コミュニケーション、相互理解、偏見、「ふつう」とは何か?

あらすじ:
 高校生の主人公は、父の再婚相手である瞳子さんと、その連れ子で中学生の義弟・晴彦との新しい生活に戸惑ってしまいます。 なぜなら晴彦が女性用のブラジャーをファッションとして愛用しているということを知ってしまうため……。

 色々あって主人公は、晴彦に自分の下着選びを手伝ってもらうことになりますが、その過程で友人に遭遇し、咄嗟に晴彦を「妹」だと嘘をついてしまいます。

 この出来事をきっかけに、主人公の人間関係の歯車は悪化していきます。彼氏との関係が悪化、晴彦との激しく衝突。そして知る、晴彦が抱える過去のトラウマ等々……。 そんな現実と主人公は、どう向き合ってゆくのか?

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第三回大賞:無し

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第四回大賞:私が鳥のときは ←超おすすめ! 最高に好き!!
https://estar.jp/novels/25980147

ジャンル:
 現代小説、ヒューマンドラマ

テーマ:
 自己形成、他者理解、家族の形、死生観、いじめ、後悔、受容、人間の尊厳

あらすじ:
 中学3年生の主人公の家に、ある日突然、母が末期がんを患う同僚のバナミさんを「さらって」きます。 受験勉強や多感な時期と重なり、主人公は戸惑いと反発を覚えるものの、奇妙な同居生活は避けようがなくないのです。

 そしてバナミさんの奔放さや、その存在によって変化する家族の日常に苛立ちながらも、主人公は徐々に彼女の内面や孤独に向き合ってゆきます。

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第五回大賞:愛ちゃんのもてる人生
https://estar.jp/novels/26124285

ジャンル:
 恋愛小説 、クィア小説

テーマ:
 LGBTQ+、マイノリティ、自己肯定感、承認欲求、偏見、性的搾取、ジェンダー、家族・コミュニティ

あらすじ:
 ゲイであることを公表し、ファッションや日常について動画配信する大学生の主人公。彼はチャンネルを通して、高校時代に経験した年上の男性教師との苦い恋愛や、大学で出会った先輩との軽率な関係で傷ついた過去を語ります。

 視聴者との交流や、幼馴染で鋭い洞察力を持つ少年・太良、シングルマザーの母との生活の中で、自己肯定感や他者との関わり方について模索していく。

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 てことで、文学性が異常に高―――い!!

 私じゃ無理だねぇ、、、文章力も異常に高い。このレベルで戦えてる文章力を持ってる人、私、ネットだと深海くじらさん(https://kakuyomu.jp/users/bathyscaphe)しかしらないもん。はぁ、、、

 で、ちなみに私の小説は、

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誓いのホルン:
https://estar.jp/novels/26378028

ジャンル:
 恋愛小説 、ヒューマンドラマ 、「現代ファンタジーw」、ビルドゥングロマン

テーマ:
 友情、恋愛、夢、挫折、アイデンティティ、喪失からの再生、成長、音楽、生と死、運命と選択

あらすじ:
 吹奏楽部に所属する高校2年生の主人公は、親友・綾音と、彼女に想いを寄せると思っているクラスメイト・奏真との三角関係に心を痛めていた矢先、交通事故に遭う。

 異世界へ向かう列車の中で自身の過去を走馬灯のように見た後、主人公は奇跡的に意識を取り戻すが、事故以前の記憶の大部分を失っていた。

 つらいリハビリを経て学校生活に復帰した主人公は、再び綾音や奏真との関係を築き直していく中で、失われた記憶と自身の本当の想いを徐々に取り戻していく。

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 うーん、ダメですね。文章は人を選ぶし、刺さる人にしか刺さらない小説だし・・・orz

 あー、死にたい! こんな小説を文学賞に出した自分を殴りたい!!

 だいたい、「ファンタジー」とか、まともな「男女の恋愛」書いてるバカ、私だけじゃないですか? しかもさぁ、テーマもド直球だし、物語全体も、メチャクチャ、ポジティブバカな話になってるしさぁ、感動もハリウッド的な感動だし、他の小説みたいな、フランス映画みたいな感動じゃないんですよ?

 ほんと、馬鹿なの? 死ぬの??

 えーん、これだから、私は、「カテエラ王」とか呼ばれるんですよ。でも、個人的には青春ど真ん中だと思ったんだもん。ちゃんと青春文学してるんだもん‥‥。

 ま、いいや、ね、参加することに意義があるってね・・・。はぁ・・・。

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