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2025/10/03_「集英社オレンジ文庫「泣ける」青春小説大賞」に出しました

 渾身の、本当に今回は渾身の一作になりました。いやぁ、氷室冴子文学賞に落ちた小説なんですが、推敲してたんですが、ほーーんとよくならない。1話の推敲が終わるまで、2カ月かかり、3話までの推敲がそれから3週間くらいかかり、ずっと悩んでいたんですが、今日、とりあえず推敲が完成しました! わーい!!

誓いのホルン:
https://estar.jp/novels/26378028

 あらすじは、ホルンが大好きな女の子が、親友の女の子と男の子と一緒に、自分の人生と向き合って、成長してゆく青春小説でして、極上の「ビルドゥングロマン」になってます。

 特徴は、主人公だけが成長する「ビルドゥングロマン」ではなく、主要キャラ全員の成長を実感できる「ビルドゥングロマン」になっていることです。

 これ、1人称小説なんですが、他のキャラの成長も1人称で見せるというのは、かなり難しいですよ。筆力いるんですよw

 そればかりではありません。この小説、かなり文芸的なテクニックを使ってます。

①小説を音楽に見立てた構成 ← 私がよくやるやつw
②シンボリズムを使った物語の伏線 ← 花とかが伏線になるアレw
③パセティック・ファラシー ← 情景描写を使ってやる仕掛けw
④フォーシャドウィング ← あ、ただの伏線と回収ですw
⑤イン・メディアス・レス ← 物語の途中から始めるヤツ
⑥インテリア・モノローグ ← ま、これは説明不要w
⑦ 直喩(シミリ)と隠喩(メタファー) ← これはいつもバランス気を使うっすw
⑧パーソニフィケーション ← あ、ただの擬人法w
⑨反復法(リフレイン)と対比法(アンチテーゼ) ← これむずかしいんですよw
⑩ドラマティック・アイロニー ← 読者は知ってるけど、キャラは知らないってヤツw
⑪アンリアイアブル・ナレーター ← 信頼できない語り手ですねw

 単品でみると、物書きなら誰もがやってるテクに見えますが、これを「ライト文芸」で、リーダビリティを落とさずやるって、至難の業なんですよぉ。

 だって、ほら、ラノベって今回書いてある基本的なテクニックを使わない小説多いでしょ? それが証拠ですよぉ。

 そうなんです、この手のテクニックって、使えば使うほどリーダビリティは落ちるんです。だから、ラノベやライト文芸を書く人は、あまりこういうテクニックを使わないのです。

 でも、今回の私は、リーダビリティのギリギリを狙って、入れれるだけの文芸テクニックをぶち込んでやりましたw だから文芸の香りはあるけれど、読みやすい! ってなっている・・・はずですw

 で、一番嬉しいのは、私が目指している「透明感のある水彩画のような筆致」で今回かけました! 今までの中で、一番、淡くて、透明感のある筆致になってるんじゃないかな? って思ってます。

 てことで、2週間あけて、誤字脱字をとるくらいのことはしますが、完成品です。私の今年の最高傑作になっています。ほんと、死ぬほど気にいってます!

 同じコンテストに出す人、対戦、よろしくお願いしまーーーーーす!!

2件のコメント

  • お疲れ様です。
    僕には書けないジャンルの小説(いわゆる「泣ける=泣かせにかかる」小説はこっ恥ずかしくて書けないw)ですので、心置きなく賞でもなんでも獲っちゃってください。
    期待してます。
  • くじらさん、コメントありがとうございます。

    というか、ここで返事をするのも変な感じですがw
    て、ことで、今回は本当にいい推敲ができました。まぁ、文の密度あげすぎちゃって、リーダビリティはあれなんですが、泣ける小説に相応しく、感傷的で、抒情的で、詩的に書きました。

    うんうん、頑張った! 男は絶対読まない小説を書いてしまいましたw
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