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2025/10/19_お小説の文章力ってなに? どんな指標で判断するの? 調べてみましたってば、はいw

 てとことで、お小説の文章力!

 ってみんなよく言いますけど、今日は、文章力は、どんな指標で測られるか!

 ってのを調べてみましたw

①「読みやすさ・理解しやすさ」を計る指標

 まずは「web小説書き」の皆様が血眼になってこだわっているであろう「読みやすさ・理解しやすさ」についてお話しますね!

1.リーダビリティ(Readability):

 文や構成が読みやすく、理解しやすい度合いかを見る指標。
 これは小説全体の評価ですね。みんな大好きな指標w

2.クライアビリティ(Clarity):

 内容が明確で、あいまいさがないことを見る指標。
 これすごく大事で、読みやすいけど何を言ってるか分からないみたいな文を評価する指標です。

3.コヒーレンス(Coherence):

 文と文、段落と段落が論理的につながっていることを見る指標。
 主に文の論理的な整合性を判断する時に使う指標ですね。

4.コヒージョン(Cohesion):

 文法的・語彙的なつながり(接続詞、代名詞など)が自然であることを評価する指標。
 基礎の文章力を見る指標ですね。

5.コンプレヘンシビリティ(Comprehensibility):

 読者がどの程度内容を理解できるかを見る指標。
 勘違いしてはいけないのは、簡単なことを書くことが、コンプレヘンシビリティが高いということではないこと。難しいことを、いかに分かりやすく書いてあるかを見る指標です。

6.スキャンナビリティ(Scannability):

 パッと見で内容を把握しやすい、つまり視認性を見る指標。
うーん、Web小説に最も求められてる指標かもしれませんね?

②「伝わり方・印象」を計る指標

 じゃ、次「伝わり方・印象」について、これは、主に6つの指標があります。

1.ストーリーテリング(Storytelling):

 物語構造を使って情報や感情を伝える技術を見る指標。
 これはお小説をお小説たらしめてる指標の一つですね!

2.ナラティブ(Narrative)

 語りの構造や支店を見る指標。
 ストーリーの文体・文化的側面、心理、つまり小説の文学性のコアになる部分です。文藝を目指してる人がかなり気にしてる視点

3.トーン&マナー(Tone & Manner):

 言葉遣いや表現、スタイルの一貫性、小説らしさを見る指標。
 これ、キャラ造詣の基本中の基本なんですけど、難しいですよね。私も、ちょっと苦手w

4.パーソナリティ(Voice / Brand Voice):

 書き手の個性や、ブランドを文体から感じるかどうかを見る指標。
 いわゆる作家性と呼ばれる奴です。この文を見た瞬間、あ、この人だな! ってわかるやつです。はいw

5.エンゲージメント(Engagement)

 読者がどれだけ関与・共感するかを見る指標。
 いわゆる没入感を見る指標の一つになってます。みんな、これ気を使ってますよねw

6.エモーショナリティ(Emotionality)

 感情に訴える度合いを見る指標。
 感傷的な文を書く人は、これ、すごく大事にしてますよね。はいw

③「構成・情報設計」を計る指標

 続いて、次は「構成・情報設計」についてです

1.ストラクチャー(Structure):

 情報や物語の配置・構成の設計を見る指標。
つまり、プロットが書いてないと、ここはきっついんですよw

2.ロジカルフロー(Logical Flow):

 論理の流れが自然で一貫しているかを見る指標。
ミステリー小説の命綱。これが破綻してる時ついてですよね?

3.インフォメーションアーキテクチャ(Information Architecture):

 情報の整理・構造化による理解のしやすさを見る指標。
 これも最近のミステリー、ライトミステリーでは求められる技術ですね。私は、まぁ、ややこしい方が好きだったりしますがw

4.ナビゲーション(Navigation)

 読者が迷わず目的の情報にたどり着けるかを見る指標。
これも最近、すごくチヤホヤされてる指標ですねw

④「表現・スタイル」を計る指標

 じゃ、次に「表現・スタイル」に関するものを見ていきましょうか!

1.スタイル(Style):

 文体・語彙・リズムなどの表現を見る指標。
 リーダビリティとは違いますよ。例えば、ラノベだと、リーダビリティは高いけど、スタイルの指標が低いのもありますので、ほんとココは単純じゃないですよね。

2.ヴォイス(Voice):

 書き手、小説のブランド、人格を感じさせる文体を見る指標。
 「作家性」のど真ん中。西尾維新先生とか、めっちゃ高い指標といえば伝わりますか?

3.トーン(Tone):

 感情的なニュアンス(丁寧/親しみ/情熱など)をみる指標。
小節全体を貫く、雰囲気、空気感みたいな指標ですね。

4.ライティングコンシステンシー(Consistency)

 文体・用語・フォーマットの統一性を見る指標
 これも基本中の基本。これ、ないがしろにしてる人多いんですよね。いがいとねw。

⑤「表現・スタイル」を計る指標

 じゃ、最後に「説得力・影響力」に関する概念について

1.パーシェイジョン(Persuasion)

 読者を納得させる力を見る指標。
これも、大事。リアリティとか、色々な文で、これも小説の大事な部分だと思います。

2.レトリック(Rhetoric):

 言葉による効果的な納得性を見る指標
 いわゆる比喩表現等の技術を見る指標です。ちなみに私のレトリックは古いとよく言われますw。

3.クレディビリティ(Credibility):

 信頼性・信憑性の高さをみる指標。
 これ、本当に大事。これが貫かれてるものは小説の説得力が全然違うんですよ。その場でその場で何とかしていくエピソード型の小説は、どうしてもこれが弱くなっちゃいますね。やっぱりプロット立てるの大事ですよねw

4.オーセンティシティ(Authenticity):

 真実味・誠実さ・一貫性のある表現を見る指標。
 これも大事だと思ってるんですが、最近は掲示板方式とか出てきちゃってて、ないがしろにされがちですよね。はいw

終わりに

 てことでどうでしたか? 知らない言葉たくさんあったでしょ? いや、私も調べて、勉強した項目もかなりありましたので、はい。

 ということで、みんな頑張りましょうね!

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