現代人が一日に受け取る情報は江戸時代を生きる人の一年の情報量であり、
平安時代の人間だと一生分の情報量である。脳は疲れている。
という記事を目にした。情報媒体の発展によってここ三十年くらいでも情報量は数十倍になっていると実感している。
忙しい現代人が娯楽に関してもインスタント性を求めており、SNSやショート動画で手軽に娯楽を消費するようになっている。
まぁ、情報の詰込みは何を見て聞くのかがすべてであるから一概に良くないと言えるものでもないのだが……。学生なら効率よく英単語の暗記や方程式の復習などをおこなっているのだろうか。
学生の時代にスマートフォンで授業動画を見る。こういう選択肢も……。
いや、アニメとかゲームしちゃうよね。今大人になってから動画とかで数学や英語、歴史の勉強なんかをしたりするけど、これがあったらもっと楽だったかな……。
そんな入りではあったが、戦闘描写が「キンキンキン」で話題のあの作品がまた浮上してきている。何年の作品だったか全然知らないけど、あそこだけ見たら
「大丈夫なんか?」って不安になるのも仕方ないだろう。
多くの人が危機感、というか、馬鹿にしている様なレスをしているんだけど、
あの作品はああいう系統の作品なので、小説がどうこうとか語るものではないと私は思う。情報量を省く事で初心者でも入りやすい。セリフで進行するので情報を省略しても何をしているかは大体わかる。という作りなんだね。
ユーザーが何を求めているのか、それは「ネット小説」という媒体における
「インスタント性快楽」なんですね。
忙しい現代社会人は結果を約束してほしい。そういう傾向にあるんですね。
「タイトルがやたらと長い」とかもそういう系統です
読者の感情としてのメカニズムを最短ルートで得た娯楽なんですね。
ジャンルにおける属性「ハーレム」「チート」「ざまぁ」などがタイトルに入っている。それは「トンカツハンバークエビフライカレー」みたいなものなんです。
それを「馬鹿の食べ物」と揶揄する人もいるかもしれませんが、書いてある以上
「それは確実に入っている」という約束。契約なんです。
「特製カレーライス」とう名前で写真とかがあればいいのですが、メニューだけみて味を想像するというのは難しいです。肉は何を使っている?入っている野菜は?
食べる側、ユーザーとしては情報が欲しい訳です。勿論、小説の場合はあらすじが用意されているのでそれを読めばどんな物語なのかは即座に判断できるのですが、彼らは残り少ない昼休みの時間で食堂に駆け込んできた人たちです。
そんなもの読んで判断している時間はないんです。
だから長文タイトルがヨシとされる。
物語から知識を得たり、主人公の体験を経て共に成長するとかではないんです。
読む酒やたばこみたいなモンであり、「消費」しているのです。
なので、それらの作品を見て悶々とするのはやめにしましょう。
書いてる側も「それら」が流行っているから書いているんです。
「長く書ける」っていうのはそういう事なんです。
勿論、先人たちが積み上げてきた娯楽作品としてのノウハウは踏襲しているので
食べたらおいしいというのはそうでしょう。しかし、食も娯楽も「合う合わない」や「好みの味」というものがあります。
「手軽な無料小説サイトで重厚な物語が読みてぇ~」ってなるのは
当然あると思います。「ランキングの系統が偏ってる~」もあると思います。
玉石混交にも程があるやろ! もっと探しやすくさせてくれ!
私もそう思います。しかしまぁ、タグをギッチギチに縛ってまで検索しても
それが自分に合うのかも分からない。結局はギャンブルをするわけなんですね。
まぁ、文句が出るのもわかります。
「俺の好みに合いそうな名作をランキングにあげてくれ!」
というのが大きい理由でしょう。人間はわがままです。仕方ないです。
読んでみれば面白いかもしれないけど長文タイトルの時点で読む気が起きない。
その気持ちもわかります。オチまで全部言っとるやんけ!ってなることもあります。それはアクティブユーザーがそれを求めているからなんです!
「インスタント性快楽作品」に文句を言っている人たち、作品を読んだ後に感想、コメント、評価を付けていますか? インスタント愛好家であるアクティブユーザーは自我が強い為、口に合おうが合うまいが、文句だろうがなんだろうがコメントをぶち当てています。
でもそれはどんな形でもコメントが入る事でランキングに入り人の目に付きやすくなるんですね。ランキング上位の作者はそれを理解しています。
稀にですが、ワザと間違いを書いて話題性をあげようとする人もいます。
「専門家なら一撃でわかる間違いを一か所入れる」と同じ!
読まれなければ始まらない。評価がなければ埋もれてしまう。
読み専門の方々も、これからは作品に応援コメントをするようにしましょう。
あなた達が流行を生まなければ、あなたの好きな系統の作品は埋もれます!
重厚な物語が好き! 主人公たちの葛藤、迷い、成長物語が好き!
真剣な恋愛話が好き! 好きなものであるならば
声を大にして流行を作ってください!
声が大きいもの、主張をするものがいつだって流行を生み出すんです。
という訳で、私の作品「がんばれキモオタ異世界道中~ボクが救世主になったワケ~」が絶賛公開中です。
異世界転移ものですが、がんばってます。チート無し。シリアスとコミカルの融合。
バトル描写ガッツリの物語です。
僕がばちこり影響を受けている、徳弘正也先生が好きな方にはぜひ読んでいただきたいですね。
♥評価、コメント、ブックマーク☆評価、お待ちしております。
ここまでよんでくれてありがとう。おっぱい。
イラストは「紅の救世主」より、ミノタウロス戦の挿絵です。
