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【異世界反逆部隊 リベンジャー】のレビュー


ユーディさん、この度はグルメ・バトル両立作品企画にご参加
ありがとうございました!
URL参照

https://kakuyomu.jp/works/16817330668477771280

異世界反逆部隊 リベンジャー 解析だ!
 早速参りましょう!



 一番最初が登場人物の紹介か~。事前情報が多いんだな~。

多い多い! 登場人物の情報が多い!
そんないっぺんに言われても消化できねぇって!

ここは、そうだな。大体飛ばしてもわかるようになってるはずだ……

以下本文引用
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プロローグ 帰ってきた優華たち。



 優華たちは転移魔方陣でメイン・ストリートへ帰ってきた。

 しかし、侵蝕化たちを葬っても、被害はそのままだ。

 そして、デビル・ホーンによって、壊されたギルド本部<ドリーム・フェザー>は崩壊したままであった。

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固有名詞が一気に出てきたな……。
この時点の5W1H

いつ?  わからない(時間)
何処で? メインストリート。(場所)
誰が?  キャラクター達。(人物)
何を?  帰還した。(行動)
なぜ?  わからない(目的)
どのようにして? 転移魔方陣(手段)

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固有名詞

・転移魔方陣(移動手段?)
・侵食化 (現象? 被害?)
・デビル・ホーン(敵? 兵器?)
・ドリーム・フェザー(組織、場所)

戦隊モノによる予備知識があれば、ある程度補完できる内容。

ですが、基本的にその作品にしか通用しない【固有名詞】は
【全ての人の共通認識】ではありません。

【リンゴ】と言われたらリンゴを思い浮かべると思います。
これは一般認識だからです。

では、【ガップリン】と言われたらどうでしょうか?
知っていればドラクエ5に登場するリンゴのモンスターだと
すぐにわかりますが、ドラクエ5を知らなければ
何?と【疑問】に思うでしょう。これが【負担】です。

転移魔方陣は転移という役割が名前に入っているので
推察、想像は誰でも可能です。

施設だと説明されているドリーム・フェザーも問題ないです。

デビル・ホーン。まぁ、恐らくは敵だろう。という予想は付きます。

侵食化。そういうものがあるのだろう。説明は後で出るよね。

固有名詞は世界観を深化させて、物語に入り込む手助けをします。
しかし、【読者に対して強い負担を強いています】
補完、想像、推察、察し、これらは読者に課せられたものであり
何をどう言いつくろうとも負担です。

私の明記している通り、?が存在する部分は負担と感じた部分です。
絶対にやるなという訳ではなく、ちょっとずつ出すのがセオリー
であると言いたいのです。

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以下引用

リベンジャー 第一章 新しい仲間



「『あの。そちらはどちら様ですか?』」

 白衣とジーンズを着たボサボサ紺色髪の成人くらいな女性だ。それに両手と両脚は義手義足であり、補聴拡声機を首に付けた〈エル・エデン〉が聞いてきた。

 すると優華はエルに紹介する。

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「あの。」

誰の声なの?

白衣とジーンズを着たボサボサ紺色髪の成人くらいな女性だ。

少し、不親切ですね。文体的には分からなくはないのですが、
「声の主は」や「声と共に現れたのは」などの
誰の声なのかという【指定】を示す言葉があると、より正確になります。

受け取り方にもよるが、【声の主】が白衣とジーンズの女性、
であると示しているのではなく、

カメラワーク的に【現在場面に映っている人物を指名してる】という認識に
なってしまう場合があります。
以下の例文をあげます。

A「あの、そちらは、どちら様ですか?」

【声の主は】、白衣を纏い、ジーンズを履いたボサボサ髪の成人女性だった。

B「あの、そちらは、どちら様ですか?」

【目の前に現れたのは】白衣を纏い、ジーンズを履いたボサボサ髪の成人女性だった。

カッコの部分が【情報】として明確に存在していないと、
二つの意味合いの可能性が出るんですね。
Bの場合、まだ続きがあって、声の主はまた別なのかもしれないという選択肢が生まれます。
この物語の場合、そういうことはないんですけど、
情報が不確定になる可能性があるんですね、

特に一番最初の時点、複数のキャラクターが同時に存在している場面において、
【行動における人物の指定】の情報は明確にする必要があります。

場面に登場している人物がひとりふたりならこれを気にする必要はありませんが、
この物語は部隊、複数の登場人物が同時に存在している空間です。

絵がある訳ではないので、文章による情報はより正確にするべきですね。

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なかなか進まないですね。まだ最初なんですが、
以下引用
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 エルは頭を下げた後。レティアが現れ、すぐにスサノオに抱き着いた。レティアの後からゾンビ肌で玉鋼色(要は銀色)のセミロングヘア―であり、胸は標準だ。体もスリムなサムライの姿をした女性も飛びついてきた。

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玉鋼色。それなら最初から銀色と明記しろ。
レティアの後からゾンビ肌で銀色のセミロングヘア―であり、胸は標準だ。

日本語ぉ!

体もスリムなサムライの姿をした女性も飛びついてきた。

情報量っ!!!!

一気に情報を出し過ぎです。日本語も怪しい。

 レティアの後から、銀色のセミロングヘアーにゾンビ肌で
サムライの姿をしたスリム(胸は標準)な女性が飛びついてきた。


恐らくは、こういうことを言いたいのでしょう。
これも読者が捕捉修正する事が可能です。しかし、ヘンな日本語を取り入れて
頭の中で正しく構成するという過程は脳への負荷が高い。これも負担です。

人の描写とする際は、場面に映るカメラを意識して動かしてください。
人を見る時順番は基本、上からの方がカメラが安定して動きませんか?

例外もあるかもしれませんが、目を見て、髪をみて、胸みて、足見て、
お尻見てとかになるとカメラワーク忙しくないですか?
描写を上から順番にすると、読者も想像しやすいです。

※カメラワークが下からの場合。
例えば、主人公がヒロイン踏まれているシーンからカメラワークが
移動するとなると、足先、脛、太もも、腰、胸、顔、目、髪型、色になる訳ですね。

このテクニックも読者の負担を減らすひとつです。
こういった細かい積み重ねが、読者の負担を減らし、「継続率」を高めるのです。

※例外もあります。人のあらを探したい人もいます。
誤字脱字を見つけて意気揚々と、鬼の首を取ったようにコメントする人
居ませんか? まぁ、それも応援として扱われるのでマイナスには
ならないんですけど、通常の読者は文章の突っかかりを経て、負担を感じ、
読むのをやめてしまうんですね。

以下引用
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「改めまして、〈詫磨鋼 錬気(たまはがね れんげ)〉です」

「スサノオだ。よろしく頼む」

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何の変哲もない、挨拶の様ですが、ここはルビコマンドを使いましょう【|《》】
【縦線】と【かっこ】と呼ばれる記号を使います。

【|詫磨鋼《たまはがね》|錬気《れんげ》】
このようにルビコマンドを使うと、漫画や小説などで使われる、【ふりがな】を
振ってくれるシステムです。カクヨムにもなろうにも、ネット小説であれば
おそらくこのコマンドは使われていると思います。

ぜひ導入してみてください。ボクの小説でもたくさんルビコマンドを使っているので
読んで確認してみてください。難解な漢字や、特殊な読み方にも適応できます。

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えぇ~。モンスターの説明が始まりましたね。
実に惜しいです。この説明は必要なときに、
戦いながら解説すれば見栄えが良くなりますね。

魔種、神種。悪魔と神でしょうか?これもルビコマンドを使って
スッキリとまとめると、文章が引き締まって可読性が高まりますね。

「可読性」とは――
 文章の総合的な読みやすさの事を示します。
文章の長さ、句読点の場所、改行の位置、ひらがな、カタカナ、漢字、英語の
割合など、複合的な要因によって完成度が左右される要素です。
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 文章の構成、揃い、段落空け、改行については問題ないと思います。
先程みたいなカメラワークや日本語が怪しいところもありましたが、
そこは気づいたときに直せば問題ありません。

【靄】もやなどの潰れてしまう漢字に関しても、ルビを振るといいと思います。
私たちの様に文章に触れている人間は普通に読めたりしますが、
もし読者が読めなかった場合、突っかかります。中には読めない漢字を飛ばす
プロの方もいますが、そういう人は百割正確に内容を理解していません。

どうせなら読みやすくして可読性をあげた方が得です。

エロスライムの下り
誰のセリフか皆目見当がつかない。
別につかなくてもいいと思っていませんか?

リアクションというものは個性が現れます。女性陣の服が解かされている。
これは、千載一遇のチャンスです! キャラクターによって、隠す部位を
明確に情報として明記しましょう!

人間というものはコンプレックスを隠そうとするものです。
おっぱいが小さい事に悩んでいるなら隠し、
お尻が大きい事を気にしている人なら隠します。
恥ずかしがってしゃがみこんでしまうキャラもいれば
ドーンと仁王立ちしてお金を請求するキャラもいるかもしれません。

文字でどんな性格か、どんな特徴を持っているのかを説明するのも
良いのですが、イベントでキャラクターの個性を見せると、
とても場面が映えます。せっかくのサービスシーンなのですから

存分に読者を楽しませてください。エロ過ぎるよりもちょっとエッチ
くらいの方が多くの読者にはサービスになりえます。

これを「慣れている」で流してしまう。
じゃあ溶かす意味は何処にあったの??????????

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 全然進んでないじゃねぇかよ!!!!
ツッコミどころがすごい!

え~……。食事のシーンまで行ってないですね。
ちょっと飛ばしますね。

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全体的な文章の話なんですけど、やっぱり少し密集してますね。
読みずらいです。意識としては、一つの場面を漫画の一コマ
として認識し、会話やモノローグがあると仮定して
改行を行うようにしてください。

会話のキャッチボールを意識し、例として、

A「今日はいい天気だねぇ」
B「そうだねぇ」

A「明日も晴れるといいなぁ」
B「そうだねぇ」

の様に改行を行うようにすると、読みやすさが上がります。
※この方法はネット小説限定です。
ページ数に限りがある書籍ではもっとシビアな
文章の整理整頓が要求されます。

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武器の説明始まったーっ!
戦いの中で説明していけ! それぞれの武器があるだろ!
アクションで魅せる事でだれがどの武器を得意としているのか
この場で直ぐに情報を出すことが出来る~~~!

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以下引用

翌日。朝ごはんが出来上がった。それはチャーシューや焼き肉などボリューミーな朝ごはんだ。

 すぐにみんなはそれを食べ始めた。
朝食を終えた優華たち。優華は自室である物を見かけた。それはギルドの名前を決める紙だ。
―――――――――――――――

グルメ要素終わり????????????????????????????
まてぇい! おいこらまてぇい!!!!

 貴方を優良誤認の罪で訴えます!
理由はもちろんお判りですね⁉

 あなたがグルメとバトルを両立していると語り、
その上で短い描写でおわらせ! この僕を落胆させたからです!

 覚悟の準備をしておいてください!(ジョルノ・ジョバーナ)
これをすると期待していた読者からの信頼が失われます!

信頼を期待を裏切り、ボクのグルメに対する欲求を踏みにじったのです!

はい、という事で。初めて出てきたグルメ要素ですね。
例えばなんですけど、島袋先生のトリコ、読んだことありますか?

 あれでトリコが「いただきます」して次のコマで「ごちそうさま」
したらどう思いますか??????????

描写して! たとえこの後ねっとりとした料理と食事、グルメの描写が
千文字続いたところでこの信用は取り戻せません!

何をしてくれるんですか⁉ ボクをだましたんですか⁉

概要は読んでくれましたよね⁉
何処にグルメの要素があるんですか⁉

解散! かいさーん! 撤収!

 えっ⁉ この後にグルメが待ってる⁉
ちょっと待ってください。

あなた、この山盛りの野菜マシマシの下に
でっけー肉が隠れてるんですよ。全部食べてくださいね!
って言うんですか?

このラーメンは後半から美味くなりますよ!
って言われて喰い続けることが出来るんですか?

そういう要求をしているんですよ?

これを「報酬」と言います。
読み続けた投資に対するリターンです。

私は企画を立ち上げ、グルメを目的にこの物語を読み進めました。でも、
一発目がこれです。報酬としてどうですか?

納得できないですよね?
そういう事なんです。



あと、細かい技法なんかはエッセイ作品
今すぐ俺を殺してくれ
https://kakuyomu.jp/works/822139836495501325

がんばれキモオタ異世界道中~ボクが救世主になったワケ~
https://kakuyomu.jp/works/16818093081989198948

を読んでください。

おわり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

5件のコメント

  • 読んで頂きありがとうございます。大変申し訳ありません。期待に応えられありませんでした。
  • >ユーディさん
    企画へのご参加! ありがとうございました!!
    私の感想がどうであれ、指摘した部分と技術に関しての情報は嘘ではないので、受け取って頂けたら幸いです。
  • 大丈夫であります( ¨̮ )ただ、感想言ってくれるだけでもありがたいであります(´・ω・`)実はトリコ見てました(´・ω・`)
  • >ユーディさん

    作品と向かい合う時、ボクは真剣そのものでした。進捗ノートにコメントが来た時、ボクは「おもしれ―人だ!」と喚起しました。

    この手の企画、何度かしているのですが、過去、中には読み合いでは無い事を良い事に、概要が伴っていないにもかかわらず、あわよくばレビューを稼ごうとする不届きものが現れるのです。

    実際、ボクが直接コメントをして、参加を取り下げ、身を引いた人が書籍化したデビュー作家の人で、愕然としました。

    そんな中、★数、ユーザー数の多いユーディさんからコメントを頂き
    私は嬉しかったです。

    もっと料理について語りたかった。
  • え、そうなのでありますか(´・ω・`)正直リベンジャーは私の生涯かけた作品でありますから(´・ω・`)作るのはしないが、食べるなら、色々食べてますであります( ¨̮ )まあ、初期のライブベアラーさんみたいにはいかないでありますが(´・ω・`)
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