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『紫色の小さな花』執筆を振り返る

蛇足になるとは分かっていますが、備忘を兼ねて。

数年前に一度だけ小説に挑戦しようとしましたが、数話だけ書いてボツにしました。実質、本作が初投稿作品です。

『紫色の小さな花』は、数年前から頭の片隅においたまま、形にできていなかった物語です。
執筆にあたり、おおまかなアウトラインを先につくりました。
当初、コンラートは存在しませんでした。書き始めてから現れて、徐々に人の形を成していきました。子爵は、書いているうちに、おもしろいおじいさんに成り果ててしまい、大幅に引き算しました。
アウトラインでは1話分だけだったものが2話に分かれたり、当初は想定していなかったストーリーを付け加えたり、細かすぎる描写を大幅に削ったり、まったく計画通りにはいきませんでした。
執筆は5日間くらいだったと思います。仕事が終わってから寝るまでの間に書きました。

テンポを重視したために引き算した設定や物語は、いつかどこかで形にできたらと思っています。

現在、次の作品の連載を考えています。8万字くらいになりそうですが、実際に書いてみると、大きく前後する可能性はあります。
『紫色の小さな花』も投稿直前まで序盤を書き直していたくらいですから、連載をできるかどうか不安ではあります。
本作の反省を活かし、より解像度の高いアウトラインができてきました。何年間も考えてきた設定や登場人物を、その作品に詰め込みたいと思います。
早ければ今月中に開始します。

追記:ジャンルはミステリー+ファンタジーです。いちおうミステリーの定義から外れていないとは思いますが、お叱りを受けたらジャンルを変更する可能性はあります。ご容赦ください。

最後になりますが、『紫色の小さな花』を読んでくださった方に厚く御礼申し上げます。心のどこかに残るような作品になれば幸いです。

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