こんばんは、『音に、音はない』第40話を更新しました。
https://kakuyomu.jp/works/16818792435869696813/episodes/16818792438385282855今回のタイトルはちょっと手抜きで章タイトルをそのまま使いました。
というのも、その章タイトルを決めた時点で、今日の展開はほぼ固まっていたからです。
——暗闇を越えた先で、あなたを幸せにするかもしれない声が待っている。
今日は本編の雰囲気を壊したくなくて、後書きは付けませんでした。
こちらで少しだけ補足させていただきます。
①自分を傷つけてしまいそうな衝動がある方は、必ず心療内科や精神科に相談してください。
作中に出てくる「手首に輪ゴムをかける」という行為は、実際に用いられる方法のひとつです。
傷つけたくなる気持ちが湧いたときは、自分に軽い刺激や代替行為で「いま危ない」と思い出させることが大切だと思います。
②親子関係について、私は深く語れる立場にはありません。
子どもがいないので、あくまで「子ども側」の経験からしか話せません。
私はずっと母に愛されて育ったので、友人から似たような話を聞いたとき、とてもやるせない気持ちになりました。
世の中には、準備が整わないまま親になってしまう人もいるのだと思います。
今まさに家庭環境に苦しんでいる方がいたら伝えたいです——大丈夫、あなたはきっと大人になります。
「子どもである」というのは「無力」という意味ではなく、「これから先の未来が長くある」ということです。
必ず、その環境から離れられる日が来ます。
③音羽と澪が物語の今日まで歩んでこられたのは、二人の粘り強さと優しさがあったからだと思います。
二人の出会いは、野良猫を助けたことから始まりました。
身近な小さな命を大切にすれば、きっと福が訪れますよ〜。(なんだか不思議な後書きになってしまいました、笑)
いろいろ考えた末に、今回の更新に添える写真をどうしようか悩んでいたのですが……偶然にも、今日、私のサボテンが花を咲かせました。この一輪ほど今回の話にふさわしいものはないと思います。
皆さんが幸せで、心穏やかに過ごせますように。