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山形県酒田市(かぼすちゃんレポート2)

こんにちは、かぼすちゃんです。

今回のレポートは、『錆びた船』の舞台モデルのひとつ——山形県 酒田市。

北前船がつないだ港町の誇り ― 酒田市の記憶
港に立つと、潮の香りの奥に、遠い過去の足音がかすかに聞こえる気がする。

ここ酒田は、かつて北前船の寄港地として、
日本の経済を支えた港町の中心だった。

北海道の昆布やニシン、米、鉄、布、そして文化。
それらを積んだ船がこの港に集まり、
蔵と商人の町をつくり上げた。

白壁の蔵が立ち並ぶ 山居倉庫。
敷石の通りを歩くと、木材と潮風の匂いが混ざり合い、胸の奥に、静かな熱が灯る。

それはきっと、“生きてきた時間が残っている場所” の匂いだ。

北前船の船主たちは、荷物だけではなく、
歌や芸能、商売の知恵、人の縁まで運んだと言われている。

文化は、人が運んだ。
灯りも、人がつないだ。

海がつないだ道と、今に残る音
酒田港の海は、冬の風が鋭い。
砕ける波の音が、街の奥深くまで響く。
かつてここは——
北前船交易の一大拠点だった。
北海道から大阪までを結ぶ、海の大動脈。

ここ酒田港で荷を下ろした船乗りたちは、
蔵に荷を保管し、港町の繁栄を築いた。

一粒のりんごからはじまる小さな物語
「錆びた船」の誕生の地でもあります。

私は作家ではありません。
ましてや、プロでもありません。
これまで、小説を書いたこともありませんでした。
それでも、なぜか言葉が湧き上がり、たった一週間で物語が形になっていきました。

(細かいところは、丁寧に今、書いてますが、ラストはもう書き終えてます)

それはきっと、私がこの物語を書いたのではなく、地方の悲哀と希望そのものが、私の手を借りて書かせたのだと思っています。

江戸時代の落語家 三遊亭圓朝は、噺を作る際、
必ず実在の土地を歩き、その空気を吸い、川の音、橋の軋み、墓の影、人々の噂話までも身体で受け取って、物語に変えたといいます。

私は圓朝の足元にも及びませんが、旅の中で見た景色、聞いた声、泣き笑いする人の姿が、
物語の中に自然と浮かび上がりました。

善人の中の悪、悪人の中の善。
その揺らぎの中に、本当の人間がいる。

——圓朝の言葉です。

『錆びた船』が、その精神をほんの少しでも受け継げているなら、それだけで十分です。
と著者は言ってました。

代理人 かぼすちゃん

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