こんばんは、エモマイスターのアサリーです。(嘘)
今日はなんとなくストーリーにおける、感動について考えていました。
僕の中で、エモというか、ストーリーにおける感動の構造を3種類に整理してみたのです。
(やばい、僕はこういうのが本当に好きですね。なにかを定義するとか! 理屈っぽくてすみません)
▼エモの三柱
1 断絶エモ
2 後悔エモ
3 覚醒エモ
この三つなのです!
▼1 断絶エモ
断絶エモですがこれ、世の中のストーリーの大半が当てはまると思います。
・父親の果たせなかった遠い夢を果たす
・片思いを乗り越えて結ばれる
・遠い楽園を目指す
・もう会えない大切な人との思いと共に歩む
・離れ離れの家族を心の中で求める
みたいな、汎用性の高いエモであり、エンタメの動機づけのスタンダード!
目的にもなるし、ストーリーの深みにもなる。
他のエモ要素の土台にもなる。
基本的に世の中の感動ストーリーの多くは、この派生なのかなと。
▼2 後悔エモ
後悔エモ。このあたりからちょい特殊です。
後悔エモは、過去の失敗や過ち。特に自分の欲望から起こした失敗と、それに対する罪悪感とのせめぎ合いを描くエモです。ダークになりがちですが、考えさせるエモです!
漫画だと『ヴィンランド・サガ』とか。
小説だと『罪と罰』とか。
ストーリーの中心に置いてもいいし、パーツとしても、ストーリーに深みを与えますね!
▼3 覚醒エモ
最後が至高のエモ、覚醒エモです!
エモだけで売る作劇では、必需品!
覚醒エモの例としては、
感情を失ったキャラが愛を得るとか。自分が嫌い→好きになるとか。
内的な変容を描くエモです。
アニメだと『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とか。
小説だと『車輪の下』とかの自己形成ものとか。
映画だと『シザーハンズ』とか。
これは、作品全体でがっつり描かないと効きにくいですが、はまると、強力なエモだと思います。
ジャンルや雰囲気によってこの三つを組み合わせるとよいと思うのです。
こんな感じで、僕なりに、感動の原理を整理してみました。
参考になれば幸いです⭐️
みなさんは、どんな描き方をされているでしょうか?