年の瀬ですね。
タイトル通り、画像の感じで『終末円環世界イチオシの聖女』の初稿が完成しました。
なんとか年内、間に合いました。ひとまず肩の荷が下りた感じです。
これから少し寝かせて、冷静になってから読み返していこうと思います。
おそらく手直ししたいところ、修正が必要なところが大量に出ることでしょう。
今はあまり考えないようにしています。
カクヨムでの公開ですが、当初と少し考えが変わってきています。
以前も近況ノートで書きましたが、私は、ネット小説の重要なところは、「面白い!」と思ってもらえる速度感だと思っています。
どれだけ早期かつコンスタントに、「面白い!」を仕掛けられるかがネット小説では重要だと思うのです。
が、私の作品は全体を通して、完成後に俯瞰して眺めた感じ
ちょっと遅いなと、
ネット小説的な面白さとは違うかもなーと、
ひしひしと感じています。
私は本作を「面白い!」と感じてもらうために、文庫一冊分の起承転結を使い倒しました。
序盤のキャラの言動が終盤に効いてきたり、設定上の伏線を回収したり、謎を明らかにしたり、「面白い!」のポイントを全体にちりばめたのです。
これはネット小説的面白さではないと思います。
どちらが良いとか悪いとかではなく、必要な性能の違いです。
F1カーの強さが求められる戦場に、ジムニーやランドクルーザーを持ってきて戦おうするような、そういう感じです。
毎日、毎週、毎月、テンポよくコンスタントに面白さを更新し続けるという、とんでもない速度感の競争環境で戦いを強いられる修羅の巷――そんなネット小説界隈で求められる楽しさと軸が違うなと、完成直後のお花畑みたいな頭ですら思うのですから、冷静になると、どうなんでしょうね? もっとそう感じるのではないでしょうか?
ひとまず今、私の脳内はけっこうなお花畑です。
あまり冷静ではないという自覚があります。
SNSを断ち、約一年書き続けた作品が、初稿とはいえひとまず完成したので、かなり陽気です。キャラ崩壊も辞さない程度の嬉しさと言えます。
しばらくこの幸せを噛み締めつつ、新しい作品の構想を練っていこうと思います。
それでは、本年は大変お世話になりました。
みなさん、よいお年をお迎えください。
また2025年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
