「後ろ髪を引かれる」 心に未練や惜しみが残って、なかなか決心がつかないこと。 または、去る際に心に残る思いを持つこと。

「妻問」 婚姻の一種。 夫が妻の下に通う婚姻の形態のこと。

「目見」 「まみ」と読む。まなざし。

「挿し木」 植物の茎や枝、葉などを切り取り、それらを土や水に挿して発根させ、新しい株として増やす方法。

「残日」 ・沈もうとしている太陽 ・残りの日数

「虫送り」 農作物につく害虫を駆除・駆逐し、その年の豊作を祈願する呪術的行事。 「虫追い」や「実盛送り」などとも。

「火車」 葬式や墓場から死体を奪う妖怪。 正体が猫とされることが多い。 年老いた猫がこの妖怪に変化するとも、猫又が正体だとも言われている。

「髑髏」 「しゃれこうべ」の語源は「晒され頭」と言われている

「毛羽毛現」 毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふか。 或は 希有希見とかきて、ある事まれに、見る事まれなればなりとぞ。 鳥山石燕『今昔百鬼拾遺 雨之巻』

あらざらむ　この世の外の　思ひ出に 今ひとたびの　逢ふこともがな 和泉式部

上から下までお目出度と、猫の手も借りたい忙しさ 近松門左衛門『関八州繋馬』

La’i ke keha o ka nohona 平穏な人生はすばらしいもの

look at what the cat’s dragged in あの猫が引きずってきたものを見て ※作者注：本作品中で猫は死にません。ご安心ください。