夔之宮 師走

「虫送り」 農作物につく害虫を駆除・駆逐し、その年の豊作を祈願する呪術的行事。 「虫追い」や「実盛送り」などとも。

能も住する所なきを、先ず、花と知るべし。 世阿弥『風姿花傳』花傳第七 別紙口傳

look at what the cat’s dragged in あの猫が引きずってきたものを見て ※作者注：本作品中で猫は死にません。ご安心ください。

The owl of Minerva spreads its wings only with the falling of the dusk. ヘーゲル『法の哲学』 ※『同じプ…

冷たい身体で現代を生きる者どもの物語 大宮で発生した吸血鬼事件の真相を追う「私」 逃げた吸血鬼、残された吸血鬼 すでに死に、二度目の生を生きる二人の舞踏 垣間見えるのは作曲者か、…

La’i ke keha o ka nohona 平穏な人生はすばらしいもの

上から下までお目出度と、猫の手も借りたい忙しさ 近松門左衛門『関八州繋馬』

あらざらむ　この世の外の　思ひ出に 今ひとたびの　逢ふこともがな 和泉式部

「毛羽毛現」 毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふか。 或は 希有希見とかきて、ある事まれに、見る事まれなればなりとぞ。 鳥山石燕『今昔百鬼拾遺 雨之巻』

「髑髏」 「しゃれこうべ」の語源は「晒され頭」と言われている

「火車」 葬式や墓場から死体を奪う妖怪。 正体が猫とされることが多い。 年老いた猫がこの妖怪に変化するとも、猫又が正体だとも言われている。

『亡き二人のためのパヴァーヌ』に登場する榊にまつわるショートストーリー 同僚、友人、血の繋がらないあの人 榊の生活を彩る 食卓を巡るお話

「残日」 ・沈もうとしている太陽 ・残りの日数

「挿し木」 植物の茎や枝、葉などを切り取り、それらを土や水に挿して発根させ、新しい株として増やす方法。

「目見」 「まみ」と読む。まなざし。

「妻問」 婚姻の一種。 夫が妻の下に通う婚姻の形態のこと。

「後ろ髪を引かれる」 心に未練や惜しみが残って、なかなか決心がつかないこと。 または、去る際に心に残る思いを持つこと。