魔女のエルナは、子供の頃に助けてくれた＜黒いサンタクロース＞の一種、クランプスに恋をしている。 成長して会えなくなってしまった彼に会うため、いろいろと手段を探していたところ、とあ…

父王殺しの疑いで、神明裁判にかけられることになった王女。神に助けを求めたとき、目の前に黒衣の青年が現れる。「僕に調査と弁護を依頼するのなら、この手を取れ」――神に裁かれる王女を、…

【「遊園地」「幽霊少女」「動物好き」のお題から生まれた短編です。5話完結】その手紙のやり取りは非友好的で、青年は平日の遊園地を孤独に訪れ、少女は幽霊を名乗った。ちぐはぐな全ての要…

妖精工房。そこには、人知れず悩みを抱えた客が訪れる。妖精がもたらす幸運を求めて、工房主は休憩所を造る。罠ではなくて、妖精の休憩所。本当の仕事は、その先にあるのだけれど。

神獣・月兎の加護のもとに成立した兎国では、これまでに女王の即位が一度もなかった。 女王太子となったルドカは、周囲からの圧力を感じつつも、初の女王即位を目指す。 ＊著者の気まぐれ…

2024年辰年を担当していた気弱な「たっつん」が、新人十二支のセーラー服女子高生ミコに引き継ぎを行うことになって……。 軽い読み口のゆるふわコメディですが、昨年の年始めを思わせる…

その男は紫煙をくゆらせ、男児に話しかけた。 このボールを駐車場に向かって、投げてほしいんだ……。 柴田　恭太朗様の自主企画【三題噺 #87】「駐車場」「オーナー」「ボール」に参…