同人誌をつくる上で、欠かせないものがある。
それは、印刷だ。
綺麗に製本するなら、企業様の力を借りるのが一番手っ取り早い。
昔、コピー本を寄稿させていただいたことがあるのだが、あれは滅茶苦茶大変だった。
テキストファイルを縦組みにし、PDFにして、ちょっと良い紙に刷る。ページを揃え、ホッチキスで止める。完全なる手作業の人海戦術で、指が攣りそうになった記憶がある。
ところで、このとき表紙を黒にした絵師よ。
絶対に忘れないからな……!
インクは滅茶苦茶に減るわ、手は真っ黒になるわで、悲惨だったじゃねえか!
やはり、委託に限る。
クオリティは言うまでもなく、仕事も丁寧だ。
しかし、である。
委託である以上、もちろん締め切りが存在する。
これがまた厄介で、コミケまで半年もあるというのに、締め切りは守られないのがこの世界の常だ。
この世界において一番すごい人間とは、面白い作品を書く者ではない。
締め切りを守る者である。異論は認めない。
参考までに。
これは、とある界隈の方と印刷所のお姉さんとの会話だ。
「それで、締め切りはいつになりますかね?」
「そうですね。そのページ数とご依頼内容ですと、入稿から20営業日ほどですね」
「なるほど……。それで、本当の締め切りはいつですか?」
「…………18、いえ、17営業日であれば」
「もう一声! おなしゃす!」
——と、まずもって守ることを前提にしていない。
ポプルスのお姉さま、本当に申し訳ありません!
快速本では大変お世話になりました。
締め切りを破っても、ギリギリの入稿でも対応してくださったこと、心より感謝しております。