私の創作における影響源は、主に三人の作家にある。
貴志祐介、乙一、そして伊坂幸太郎だ。
もちろん、美少女ゲームの最盛期に触れた奈須きのこや虚淵玄、田中ロミオ、さらには講談社メフィスト系の西尾維新、舞城王太郎なども刺激になった。暗黒小説も好んだ。特に花村萬月が好きだ。
ライトノベルでいえば、鷹見一幸が真っ先に浮かぶ。一番最初に読んだライトノベルだったからである。
しかし、軸として色濃く残っているのは、やはりこの三人である。
貴志祐介からは心理の暗部に迫るサスペンス力を、乙一からはダークな美学や絶望の中に潜む切なさ、そして短編の構築力を、伊坂幸太郎からは軽妙な会話や人物描写の自然さを学んだ。
私の文章は、これら三者の要素が混ざり合い、無意識のうちに「自分の色」となっているような気がする。
創作村にも、実にさまざまな者がいた。
彼らもまた、それぞれ独自のルーツを持っている。
たとえば、ある仲間は貴志祐介や舞城王太郎、梅原克文の影響を強く受け、別の仲間は馳星周や笠井潔、上遠野浩平の色を文章に取り入れている。
さらに、奈須きのこや鋼屋ジン、タカヒロといったライターのみをルーツに持つ者もいれば、麻枝准や奈須きのこ、久弥直樹の感覚を大切にしている者もいた。
森博嗣や麻枝准、奈須きのこの影響を受けた仲間は、なかなかに独自な世界をつくっていた気がする。特に印象に残っているのは、清涼院流水・西尾維新・井上ひさしの色を併せ持つ人物だ。物語というより、ほとんど言葉遊びに近い作風である。
こうして見ると、奈須きのこの影響、やはり強いな……!
村民たち一人ひとりの色が入り混じることで、村全体の空気が生まれる。その空気が、間接的に私の創作にも影響を与えているのだ。
諸君も、自分の仲間や周囲の影響源の中で、「この人の色が強い」と感じる存在はいるだろうか。三人ほど、挙げてみてほしい。ついでに、その作家のおすすめ作品などがあれば、ぜひ伺いたい。
最後に、個人的なおすすめ作品も紹介しておこう。
貴志祐介『黒い家』『クリムゾンの迷宮』
乙一『はじめ』『陽だまりの詩』
伊坂幸太郎『死神の精度』『チルドレン』
どれも、ぜひ手に取ってほしい。