おはようございます。銀河革変です。
明日の昼間に質問コーナーの返答『第一回・質問コーナー 知的探求』を公開します。
第53筆 泣いた少女と泣かない私
【あらすじ】
劣勢からの反撃、そして過去との再会
冒険者ギルドの地下道を抜けた先、シャルトゥワ村の農作地域は、理性なきゴブリンやコボルトの群れによって蹂躙されつつあった。
しかし、多くの冒険者たちが奮戦しており、まだ希望は残されている。
主人公のミューリエは、自身の持つ規格外の力である剣と魔法の扱いについて葛藤していた。
剣は大陸を割るほどの威力があり、迂闊に使えば農地を不毛の地にしてしまう。
魔法も昨日の不調が頭をよぎる。
しかし、「弱気になってはダメ」だと自身を鼓舞し、第三の策を講じることを決意する。
愛用の杖ヒュカリス・キリムとの念話や、心強い相棒である神剣ルスト=ハーレイヴとの連携を決意したミューリエは、遊撃を開始したルストの圧倒的な力、そしてディルクの効率的な火属性魔法に触発される。
さらに、キリムの力で虚精霊を呼び出し、魔法陣による広範囲攻撃と冒険者への支援を展開。
ウィズムの「電子演算啓示」によって冒険者たちの戦術演算を補助し、戦況は好転していく。
しかし、戦いの最中、ルストが「メンドイの」と称する巨大な黒い影が上空から現れる。
それは、過去のミューリエに深いトラウマを刻みつけた、醜いゴブリンの姿だった。
悪夢が現実となって迫る中、ミューリエは「もう、泣かない!」と決意を新たにする。
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