• 異世界ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

国民性とユーモアと。文字化・文章化する対象。そして言文一致。

 えーとまず文字は為政者の者です。

 神話を記録したり、領地や租税などを記録したりするです。

 古代エジプトで王の墓を飾ったり、

 古代中国で領地を金属器に記録したり、石碑に記録したり。

 日本は古事記・日本書紀ですか。歴史書。あと木簡の荷札、というか納税の内容です。

 時代が降ると、日記など詩情や私情が挟まったり「事務仕事してて冬は寒いので職場に炭を入れたり冬服支給して欲しい」と消耗品や備品を求めて起案?したりするようになります。

 さらに、言文一致、話し言葉と書き言葉が近くなります。

 近代文学で戯曲が残ってるのは「話し言葉」とト書きだからわかりやすいんじゃね?ってなってる←イクナイ言文一致の例。

 あと言文一致が早いほど、ユーモアとかウイットとか「洒落心」みたいな感情がつたわりやすいのではないかと。万葉集も、もしかしたらもっと喜怒哀楽やこまごまとした情緒に富んでいたのかもしれないけど、現代人にはワカラン喩えなどもあるそうです。

「いざや漕ぎ出でぬ」の歌には、いったいどんな感情が込められていたのか。

 お話変わりまして、
 「香炉峰の雪」と上司が言ったら「おっけー、ぐ○ぐる」と御簾を上げる。
 すると上司が「イイネ!」をくれる、というエピソードは、

「香炉峰の雪は簾を撥げて看る(香炉峰の雪をブラインドを上げて見る)」

白居易の漢詩がある、という教養があるぜ、伊達に閑職むさぼってるわけじゃないぜ、という前提。
 「閑職で無聊をかこっている白居易の境遇」と「筆者の上司の愚痴」に共感するところがないかというと、おそらくきっとあるんだぜ?

 もし白居易の詩が現存しなかったならば、枕草子のこの段は、
「まじ意味わかんねーんだけどーウケルー(笑)」
ってなってた可能性ある。

 で、ドイツって比較的文語体が残ってた。(ヘッセのドイツ語もいささか古め)なのでお堅い国民性と思われていませんか?ってなってる。

 旧ツイッタできちんと
「ハイキングしながら議論するドイツ人たち」
の画像をアップしてくださるドイツ国籍の方がいらっしゃったので。

 ただ、メフィストフェレス的なトリックスターは、実在してもドイツではあんまり重用されないかもしれん、となんとなく感じてしまうので、文学ってのははやっぱすげえな。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する