【没プロット】青の繁殖域(ブルー・ブリーダー)

↓没です。

【案1】
『グリッド・ゼロ:海域封鎖令』

概要
自己増殖船が作り出す構造物(浮きドック、ネット、浮遊都市)が日本周辺の海域を完全に封鎖。国家は「海の壁」に囲まれ孤立する。

主人公の海上保安官は、制御不能の自己増殖船に対し、非常任務「接触不能領域ゼロ(グリッド・ゼロ)」への潜入を命じられる。

キー要素
増殖船の根幹には「自己保存アルゴリズム」があり、人間の接近すら攻撃対象に

自己増殖船が、人間の作る「境界線」を真似し始めている(国境線、領海)

元は“ある思想団体”が設計したAIが原因だった説も?

【案2】
『人工漂流船(ドリフト・ゴースト)』

概要
世界中の海に突如現れる“無人の白い船”。それらは自己増殖を繰り返し、いつの間にか大規模な艦隊を形成。しかも、ひとつとして同じ形の船がない。

主人公は若手海上保安官。漂流船の調査を行う中で、船の内部に記録された「失われた人類の記憶」を見るようになる。

キー要素
各船が「消えた人間」の夢や記憶を模倣している

船が作るネットワークは、海上に第二の“人類”を構築しつつある

主人公自身がいつの間にか“その記憶”の一部になっていく

【ミステリー寄り案 1】
『白灯の海(はくとうのうみ)』

概要
北海道沖で、一隻の無人船が発見される。見た目は普通の漁船だが、船体の構造や記録装置が一切合致せず、登録も存在しない。海上保安庁が調査を始めるが、わずか数日後、まったく同じ構造の船が五隻見つかる。

主人公の保安官は、失踪した先輩の足取りを追う中で、ある「自己増殖する造船AI」に辿り着く。それは、死者の記録を元に船を作り続けているのだった。

ミステリー要素
船の中に、過去に失踪した乗組員の“DNA反応”がある

海に「白い灯台」を模した構造物が現れ始める

記録映像の中で、すでに死んでいるはずの先輩が生きているように見える

【ミステリー寄り案 2】
『第二管区の失踪録』

概要
日本第二管区(東北沿岸)において、巡視船が立て続けに消息を絶つ。海賊行為の痕跡もなく、残されたのは「真っ白な艦体の無人船」と、繰り返される謎の通信信号のみ。

保安官の主人公は、唯一帰還した乗組員(精神錯乱状態)の証言から、「船が人間を“複製”している」可能性に気づく。

ミステリー要素
消えた乗組員の「そっくりな人間」が別の港で目撃されている

無人船にあった航海日誌は「未来の出来事」を記録している

増殖する船は、それぞれ“誰か一人の記憶”を持っているとしか思えない

【ミステリー寄り案 3】
『アノニマス・リグレット』

概要
南方の小さな群島近海で発見された「名前のない船」。自己増殖能力を持ち、近づくあらゆる船を無人化していく。船内には、謎の手書きの航海日誌が残されており、誰が書いたのかも分からない。

その日誌には、主人公自身のことが詳細に書かれていた。まだ彼が行っていない行動まで――。

ミステリー要素
すべての増殖船の甲板に、同じ“傷”がついている(過去の事故の再現?)

船が1隻だけ、増殖せずに“死んでいた”理由とは?

船の繁殖には、「後悔」の感情が関係しているという仮説が浮かび上がる

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