若者は引っ越し先の物件で違和感を抱く……毎晩続く異常現象は、もしかしたら心霊現象なのでは？ 　しかし不動産屋で紹介された時には、そんなことは言われなかった……。それから調べてみ…

　KAC20221のお題「二刀流」＃1 　今年の流行りのスタイルは二刀流！　 　通称・エンタメの国。そこで開催されている武闘大会の参加者、ほとんどの選手が、二刀流スタイルを貫く…

　KAC20221のお題「二刀流」＃2 「この生徒会に足りないのは、『可愛さ』だな……」 　なんてことを言いやがった生徒会長は、私の存在が見えているのだろうか……。史上最悪とま…

　KAC20222のお題「推し活」＃1 　不良生徒・鏑木（かぶらぎ）竜正（りゅうせい）は隣の席の奈多切（なたぎり）さんの秘密を知っている。彼女は『尾を引く妖精』と呼ばれる、人の…

　KAC20222のお題「推し活」＃2 　女子中学生・みどりは、アイドルへの強い憧れがあった。 　自身が持つ『自分の魂を他人に入れる』能力を使い、人気アイドルを疑似体験している…

　KAC20223のお題「第六感」 　暗闇だ。視界が潰されている。 　だが、周囲を知る術はまだ残っている！ 　握る剣、足音、匂い……、玉座でふんぞり返っていた魔王の存在は、まだ…

　KAC20224のお題「お笑い／コメディ」＃1 　世界の観光地を巡る旅人の少女・通称クズの『ユカ』――彼女と行動を共にする、バニーガール姿の『バニーさん』。二人は嘘をつくと岩…

　KAC20224のお題「お笑い／コメディ」＃2 　双子の妹・東雲《しののめ》真心《まごころ》の二週間の失踪……、それに気づいたのは、妹が帰ってくる二日前だった。 　なので俺た…

　KAC20225のお題「88歳」

　KAC20226のお題「焼き鳥が登場する物語」 　魔法学園の最大規模のスポーツ・『ロジウラ・カラフルスターズ』――。握った『筆ペン』に物体から色を吸収させ、その物体の最後の文…

　KAC20227のお題「出会いと別れ」 「……今年も一年、ニートだったなあ……」 　木野（きの）葉月（はづき）、二十九歳の元会社員の現在ニートの少女……少女？　女性は、年越し…

　KAC20228のお題「私だけのヒーロー」

　KAC20229のお題「猫の手を借りた結果」

　KAC202210のお題「真夜中」 『地下世界』で生まれた少年・アルブルと、幼馴染の少女・ラティアナ。二人は未知であり、憧れた『太陽の光を浴びることができる地上世界』へ、大人…

　KAC202211のお題「日記」 　クラスの中でも飛び抜けて大人びた雰囲気を持ち、一歩引いて同級生を見守る少女・柊（ひいらぎ）美月（みづき）。そんな彼女へ告白をしようとする青…

「鏡よ鏡、世界で一番、美しいのは、だーれ？」 「検索中……、検索中……」

　……ようするにさ、 　お説教の内容があたしに届けばいいわけじゃん。 　だったら口頭だろうとイヤホンだろうと一緒じゃないの？

【人型大衆介護用ロボット（モデル：teen）】……、一家に一台と言われるほど普及しているメイドロボだが、じゃあ若く健康的な独身に必要なものか？　と言われたら――必須ではない。 …

「姫さま、これで攫われるのは何回目ですか？」 「一日、二回は攫われるよね。色々なところに連れていかれて、観光気分だもん」

「死んだ後も、お兄ちゃんのこと、ずっと監視していたからね？」 「部屋を覗き見したって面白くないだろ。俺はテレビタレントでも芸人でもないんだから。ただの私生活だぞ？　盛り上がると…

「父上が亡くなった後のことなんだけど……私とあなた、どっちが魔王になる？」 「あたしはパス」 「私も同じく……、妹のあなたがやりなさいよ、姉の命令よ」 「そういう振る舞いは既に…

「まるで回復されるのが当たり前の顔して飛び込んでくる冒険者に、丁寧に優しく回復してやる義理なんかどこにもねえじゃねえか。こいつらは恩人か？　親類縁者か？　いいや、他人だ。気づけば…

　全てが想像（イメージ）です。 　1000字程度の提案のような『ひとりごと』です。

「人付き合いはダウンロード・コンテンツなんだ。人間、誰にだってメインシナリオがある。それを脇に置いてダウンロード・コンテンツで遊んでいるやつと俺は違うんだッ！ 　あいつらが彼女を…

「アタシに従え、これは命令だぞ！」 「はい。承知しました。以後、気を付けます」 「その言葉、もう何百回と聞いてるんだけど！？」

「遺書なんて、コピー＆ペーストでいいでしょ」

「どうせ一目惚れだろ？　この顔が良いだけじゃんか……」 「顔だけで判断しているなら、どの人格だろうと文句なんか言わないはずだけど？」 「あたしは嫌か。……二千二の人格があっても…

「せんせー、後悔しない方法を教えてよ」 「ねえよそんなもん。人生、後悔するために生きてんだ、諦めろ」 　…　… 「だけどな、後悔にどんな意味を与えるかは、『お前次第』なんだ―…

「先輩が妥協すればいいんですよー。くだらない妄言は切り捨てる、これだけでも、積み重なった要望はだいぶ減るんじゃないですか？」 「妥協はしない。全員を、平等に、みんなが納得する形…

「しつちょー、一つ、シミュレーションしてほしいことがあります！」 「珍しく積極的だな、シャルル女史――いいぞなんでも言ってみろ」 「しつちょーがわたしに恋愛感情を抱くタイミング…

「最大の障害はお母さんなんだよね……、だからまずは、そこを取り除く！！」 「まず、と言うか、そこが最大であり、唯一の障害だけどな」 「あ、そっか。二人が付き合う前に戻れば――、パ…

「かわいい子たちに囲まれた、人生で唯一のモテ期がやってくるね」 「だけど『あの子』はそんな兄貴のことが好きなんだ……。血の繋がりがあるからこそ、絶対に勝てない勝負だ――それが分…

「いつになれば勇者がやってくるんだ！？　魔王城に入って道に迷っているとでも！？」 「待っていればいずれやってきますよ。……肩に力を入れて、待っている内にへとへとにならないでくだ…

「地球にいるヒーローという存在は、全人類から【監視】されているようなものだな。一挙一動を見られ、相応しくない行動を起こせばすぐにでも文句を言われる存在……。 　困っている人がいて…

「自分好みに相手の容姿を変えられるってことはさ、飽きたら別の顔を試せるってことだぜ？」 　――　―― 「首から上だけ浮気――、 　人物は変わっていないんだから、責められないだ…

「……またくだらない魔法道具を買ってさ……一回きりで使わなくなった道具が倉庫にたんまりとあるんだけど、どうするつもり？　敷地は無限にあるわけじゃないんだよ、お姉ちゃん」 「くだ…

「モテないわけじゃない、『モテないこと』を選んだんだ」

　吸血鬼に多量の血を吸われた人間は、例外なく誰もがこうなる――伸縮性を持つ、まるでゴムのような、皮だけのペラペラの体に。 　頑丈で、破れず、千切れず、穴も開かず……、利便性がある…

　――ダンジョンには危険がいっぱい。 　命の危険を覚悟してダンジョンに潜る【多額の借金を持つ少年・パトリクス】。 　彼はダンジョンの奥――【地図作り】をする【先頭の攻略者】が取り…

　勇者が殺害された。 　それによって集められた【天使】、【ドワーフ】、【エルフ】、【悪魔】――。 「上空から勇者を殺害することはできないんですけど……」 「儂らの領地だが、だか…

　1000字程度のショートショートを4作 公開しています。 　リスト ＃1「免許証は紐付けで」 ＃2「ハードル」 ＃3「ノーストレス・ハンズフリー」 ＃4「違法なの？　合法なの…

　1000字程度の短編を4作 公開しています。

　1500字ほどの、三つの短編を公開しています。（全4300字ほど） ―リスト― 「想定モンキーSHOW」／現代ドラマ 「プリンセス・プリンセス・プリンセス」／異世界ファンタジ…

　道の真ん中にある、大木　と　ランドセル。 　それを見つけて――『どうして』これが『ここ』にある？ 『答え』があるのか？　ないのか？ 　それも分からない……不思議な時間がそこに…

　魔法使いが『ある国』に与えた便利でお手軽な『簡単魔法』。それは生活の一部となり、その魔法を前提とした生活が成り立った頃、人々は不満と要望を抱え、声を上げるようになった。 　国…

　ダンジョン最奥に設置された巨大爆弾……、 　それは世界の四分の一を破壊する、最低最悪、災害レベルの兵器だった。 　突如、出現した【ダンジョン】の難易度は、数十年が経過しても攻…

「勉強をした後の頭の良し悪しの意味じゃなく、身にならなくてもいいから勉強をし続けるモチベーションをどう保つのかを聞きたいのか？　それなら簡単なことだ――ようは『面倒を省く』こと。…

※過去、短編集のみに収録していた短編です。 ―― 　君のせいじゃない、誰のせいでもないんだよ……「――言ったな？」

「青年くん、鉄の斧だって！　ほら早く、金と銀の斧を早く探してぇ！！」 「――てめえふざけんな、この在庫の山の中から探せって言うのか！？　ちょっとは整理整頓をしとけよ、だからこう…

（以前、企画用に書いた短編を再編集し、数話に分け、各話にタイトルをつけました） 　人類が滅んだ現実世界にて――。 　残された【魔女】たちが「……この世界に人間は必要だった」こと…

「AIも偏見で選ぶんだね……」 　――短編・『おすすめ商品』

「口に出して覚えた記憶は口に出して思い出す――これで完璧っ、100点満点ね！」 　――　―― 　超ひも理論コメディ……「たとえばたとえば」も同時公開。

「きっかけどうあれ、引き金を引いたのはそっちなんだからさ……俺のせいにしないでよ」

「もしも、朝起きた時点で家の真上に『学校』がきてくれていれば……、絶対に遅刻も欠席もしないで登校できるのになあ……」

　ある貴族の少女の元に届いた予告状……、それは【怪人・フィクサー】が届けたものだった。 　怪人フィクサーはなぜか貴族の子供を攫い、しかし翌朝には怪我もなく帰しているという――。…

　休みなしの連勤を強いられていた社畜の少女・ハイネは、満身創痍で路上で倒れ、旧友である少女・イオラに救われる。 　働き疲れて、今にも過労で死にそうだったハイネのためを思い、イオラ…

　記憶を共有すれば、隠し事はできないはず……。 　疑念がなくなればトラブルもなくなるだろう。 　親子、夫婦、友人……、 　その仲が険悪になることはない。 　言葉よりも的確な、『デ…

※過去、短編集のみに収録していた短編です。 ―― 　じろじろと周りを窺う？っているような男がいた。 　女性を盗み見る変態かと思えば、彼が見ていたのは…………。

「このビルがターゲットだ……、爆破のポイントも絞ってある……。あとは順番に回って爆弾を仕掛け、遠隔スイッチでドカンの簡単なお仕事（爆破テロ）だぜ」 「……調べてる最中で気づいた…

　ネコは見ている。 　人間は、どうして安心安全を捨ててまで、ギャンブルをするのか……。 　負ければ死ぬかもしれないのに……それでも得をしたいだなんて。 　また人が撥ねられた。 …

『いるまちゃん』を作り出したのはみんなの想像と設定だ。 　それらは上書きされることなく並列していく……増えれば増えるほど『矛盾』が起こりやすくなる。 　 　そして矛盾は崩壊を意味…

　エンタメの国の【虹の魔法使い】が発表した新しいエンターテインメント……、 　それは、大きな問題になっている、『批判コメント』を『大喜利』にしてしまうこと。 　これからの時代、…

「――え？　ゲームマスターの、不在、ですか……？」 「そうだ。だからプレイヤーから選べ。復讐に燃える、友達の少ない陰キャが適任だろう」 　ファーストステージは、プレイヤーが…

　強者と弱者の壁は高く、分厚い……、なぜなら魔物を倒した時の『経験値（勝利報酬）』は、最後の一撃を当てた者にしか渡らないからだ。 　精神を成長させるそれは他者に渡すことはできない…

　満月の夜。 　空から落ちてくる少女が一人……二人……え、三人目！？ 　世界中で起こる『ボーイミーツガール』……、 　だけど落ちてくる少女は、減速していない。

「魔物が出たぞ！！」 　なーんて言って家に侵入してくる盗賊が最近、多いらしい。 　だからこんなセリフを吐きながら扉をノックしてくる相手には要注意だ。 　そしてもう一つ注意点。…

　日本の関東地方に現れた巨大な怪獣――、 　それから北上する『脅威』を取り除くためには、互いに協力するための『会議』が必要だ……しかし。 　意見交換の場で出される情報は、誤情報…

「熱狂的な客は知らないんだろうな……、『あの女』がどんな魔獣を相手にしても完璧に立ち回ることができるのは、オレたちが苦労して『情報』を引き出しているってことをさ……。ったく、金が…

　数百年後――数千年後の子供たちへ。 　……見つけてくれる？

「効率的なレベル上げの方法を教えてあげよう――魔物が湧き出てくる【スポット】にて、魔物の数を制限している【杭】を抜いてしまえばいいんだよ」 「でも……制限しているってことは、抜…

※過去、短編集のみに収録していた短編です。 ―― 　ヒーローに助けられたサラリーマンが言った。 「もう少し時間をかけて助けられないもんかね……、これじゃあ会社に間に合っちまう」…

「……なあ、俺たちってさ―― 【冒険者】として一時的に手を組んだ、『コンビ』ってだけだよなあ？」

　この道は引き返せない。

「兄貴、クリスマスの予定は？」 「一人だよ」 「うわ、寂しい人だね……、今年も部屋でひとりぼっちなのー？」 「別に、クリスマスに限らず部屋で一人だけど……、 　クリスマスだから…

「女神様、最近は落とした道具を持ってくるのが早くなりましたね……、前は十分から十五分は待たされた記憶がありますけど」 「ふふふ、優秀な子たちがいますからね――では、『あなたが落…

「どうして踏みとどまれないの？」

　超能力は便利だ。 　目を凝らせば透視ができるし、人の顔を見れば心が読める。 　重たい荷物を手も触れずに持てるし、壁をすり抜けることもできる……だけど当然、 　人よりも使う『…

「できるだけ『大きな穴』がいい……、 　相手のフックが『かからなければ』、意味がないからな」

「将来のことを考えてみるとね、理想の人を見つけて、それをレベルが高い女子同士で奪い合う……？　そうなった時、あたしにはとてもじゃないけど、他の人から奪うことなんてできないと思う」…

「二人きりになった今だからこそ聞けるんだが……聞いてもいいか？ 　――貧乳派？　それとも巨乳派？」

「生き方は自由だからね。たとえば手札のカード、その全てを最高レベルまで持っていくのも間違ってはいないと思うよ。使わず眺めているだけでも、それで人生を楽しめているなら勝者なんだから…