https://kakuyomu.jp/works/822139838305457478/episodes/822139839321960528えーと、『帝都の夜、禁欲の異能中尉は、闇の花嫁に口付けを』。
このコテコテのタイトルですが、数話前には**『相対性理論』**が登場しました。
そうなんです。アインシュタイン(本編では名前は出していませんが)は、
1905年(明治38年)に特殊相対性理論、1915年(大正4年)に一般相対性理論を発表しています。
本作では、「闇魔法」とは空間を操作する魔法で、
重力を操作したり、時空を曲げて物体が瞬間移動したように見えたり――
そんな“なんちゃって科学”なシロモノと定義しました。
光については、1922年(大正11年)時点ではまだ波動か粒子か決着がついておらず、
本作では「どっちでもいい」ということにしています。
何もない空間に攻撃力を持つ“闇”を作り出すにはどうしたらいいのか?
悩んだ結果――
光の屈折率が極大になるように時空を極限まで曲げ、
放出される光をゼロにした結果、重力も磁場も持たないブラックホール状の空間が生成され、
外側から観測すると“暗黒”として目に映る……という理屈にしました。
……後から考えたら、ガバガバ理論ですね。
え、その屈折率が極大の空間の外側って、光を全反射しないの?
全反射したらピカピカ光って見えるし、
内側に光と熱をため込むなんてできないのでは……?
――しらん。
ファンタジーだし。
……これ、和風恋愛ファンタジーだし。
つまり、“禁欲の異能中尉”が恋に落ちる前に、まず物理に落ちました。