「みにくい小鳥の婚約」3部「火守継承編」の連載を始めたのでお知らせに来ました!
https://kakuyomu.jp/works/16818093077095483524◆3部あらすじ
――あなたはわたしが出会った「つばきちゃん」なのだろうか?
雨羽の郷での事件を経て、ことりの馨への恋心は深まるばかり。しかし、ある日をきっかけに「つばきちゃん」は馨ではないかと疑念を抱き、過去の傷と再び向き合いはじめる。
一方、火守家では馨の当主継承の日が迫りつつあるものの、依り主を当主として認めない八家の一部の人間たちとの争いも激化する。さらには火ノ神の遺物を狙い、火見野に入り込む呪術師たち。さまざまな陰謀が渦巻く中、ことりと馨は窮地を切り抜け、無事当主継承の日を迎えられるのか――?
魔を呼ぶ歌姫×神祀る家の次期当主の契約婚約からはじまる和風ロマンス・第3部!
3部は馨の当主継承をめぐる物語になります。
2部は雨羽の郷に出張していましたが、3部の舞台は再び火見野の火守家。雪華や雷、青火たちお馴染みのメンバーに加えて、火守八家の面々もわいわい出てきて、当主継承をめぐる争いが始まります。
2部ではことり側の事情や彼女をめぐるひとびとの話を描いたのですが、3部は今までさらっと触れていた馨が抱えている事情や火守の家のことがもう少し見えてくるかと思います。
ことりと馨の関係も転換点を迎え、ふたりにとってこれまででいちばん大きな試練がやってくることになるのですが……とりあえず序盤は仲良くデートしているので、2部からの彼らの変化を楽しんでいただけたらうれしいです!
ちなみに八家メンバーでわたしがいちばん好きなのは、まるで役に立たない/顔だけはいい/逃亡癖があるだめだめ男、馨の叔父の和葉です。特に重要な役どころでもないですが、そのうち出てくるので見てあげてください…笑
ことりはもともと全6部を予定して組み立てたんですが、この3部までが大きな意味での前半部で、ここでいったん幕引きにもできるように書きました。(でも4部も続きます!)
1部の終盤に雪華が馨に投げかけた「鳥籠」の宿題に対して、気持ちを育てたふたりがどんな答えを出すのか、ゆきちゃんとつばきちゃんをめぐる恋の帰着も、お見届けいただけたらたいへんうれしいです。
3部のラストシーンをどうしてもわたしの脳内の映像だけで終えたくなくて、続きをどうにか書きたい~~~!!と担当さんにご相談して、ここまで書かせてもらえました。ありがとうございます。ふたりの物語を公開できて本当によかった。
もしお付き合いいただける方がいたら、たとえおひとりでも、書いてよかったと思えると思います。
連載を楽しんでいただけたら、とてもうれしいです!
水守糸子