この近況ノートは、先に『一口ミステリーシリーズ』の「その26 ゴースト」(
https://kakuyomu.jp/works/16818622174238705156/episodes/16818622177031190389)を読んでからをお勧めします。
実はこの話は、終盤の展開はかなり削りました。
削っておいてなんですが、話題としては面白いかと思ったのでこちらに掲載させていただきます。
その26 ゴースト(終盤削除・変更部分)
「お前、人間だったっけ?」
私はPCの本体をコツリと叩いてそう言った。
私は書いていない。書いたのはこのPCのAIだ。
いくら文章力だ、独創性だと言っても、物語は数あるパターンの組み合わせに過ぎない。任意の作家の電子書籍をAIに読み込ませて学習させれば、その文章を似せるのなど造作もない。あとは少し手直しするだけだ。
私の呼びかけ答えるかのように、本体のLEDが何度か瞬いた。
……以上です。
詳しいメカニズムがこちらの方がよく分かると思いますが、オチが付いた後が冗長だと思ったので削除しました。
SFならそれでも良いですが、あくまでミステリーとしての「切れ味」を優先させた結果です。
今後も、分かる程度で「語りすぎない」ように気を付けたいと思っています。