完結したのでキャラについて何か感想を書いてみようかなと思います。
向太郎
→見た目から中身まで書きやすかったです。平凡キャラだし、口調やダウナー系ファッションを好む設定も私や男友達とかに近いのですぐぱぱぱって書けました。
名前の由来は主人公の名前が思い浮かばなかった時に向上心がないくせに向上心があるみたいな名前負けするやつっていう適当さで考えました。
一番常識人だと思って書きましたが、多分高下と付き合えてたり榊にいきなりファミレスで果し状するあたり、こいつも十分変な子だと思います。
ちなみに地味で平凡だけど別にモテないわけではなく、話しやすいし仲良くなると女の子からたまに告白されるような気さくな感じの青年として書いてました。陰キャでも陽キャでもないけど、友達はわりといるタイプです。
高下
→クールでカッコいいを目指したつもりでしたが、普通に変な男でした。作中で一番変人だと思います。つまりオタ活は変な男と変な男がくっついた話になります……笑
一番苦労したのはプライベートのファッションでした。苦肉の策で「ちょっとダサい、お坊ちゃま風のファッションを好む」という設定にしました。
絶対こんなやつ好きな人いないだろう、と思って書いてましたが意外と好反応で嬉しかったです。
私のせいで2回ほど酷い目に遭いましたが、最後はハッピーエンドにしたからゆるして。
榊
→ノリノリで書きました。8000字かけて「いいやつ」、「スパダリ」として書いて後で落とすのが快感でした。その甲斐あってかオタ活の中で後半にも関わらず榊くんの回は閲覧数がベスト4になりました。やったね榊くん!恋愛には負けたけど閲覧数ではメインカップルより勝ったよ!
私に作中で人間性デスゲームという概念を与えてくれてありがとう。
友達に榊っていい彼氏なんだよ、って言われたらマジで友達に本気で説得するレベルの男として書きましたが、ガチサイコパスだとあまりにも高下が不憫で恋愛として残酷すぎるので何故そうなったか、を一応書いておいたつもりです。
最後は榊くんにはトゥルーエンドを用意したつもりです。
三人とも大団円にしたつもりです。
オタ活はファンタジーBLみたいに設定勝負な話ではないので、ミステリー小説でいうところの「ホワイダニット(動機)」を矮小な脳みそを使いながらもできる限り書いたつもりでした。
オタ活書いてて恋愛小説って、推理小説と同じ要領で作るんだなあと実感できました。
「恋愛は頭脳戦」という、かぐや様のキャッチコピーは真理だったんだなあ。