最新話『第40話 鏡の前に立つ者たち』更新しました!
始まった『殿上会』。
若き『官派』の首魁・左大臣九条響子を先頭に頼りなげな面持ちの『サムライ』の頂点に立つ『征夷大将軍』にして右大臣の田安麗子、そして、内大臣の嵯峨と仮の大納言のかえでの入室で議事が始まった。
ただ、本来ならば主役となるべき関白太政大臣の姿はそこには無い。
響子は嵯峨にそこに座るべきかなめの不在について尋ねるが、日頃のかなめの行状を上げて未熟と断じて議事は進んだ。
この中、突如思いついたように麗子が響子の関白就任を口にした。
場に緊張が走るが響子は強い調子でこれを拒絶して前関白である対立する『民派』の代表である宰相にしてかなめとかえでの父西園寺義基を招き入れた。
義基はまず、憲法改正の議を奏上した。
誰もが響子はこれに異を唱えると思っていた中、響子はこれをあっさりと受け入れた。
その後も『官派』の貴族達は『徴税権の国への返納』という言葉を義基が発するものと信じ込んでいた。
しかし、それは『民派』の貴族達が流したブラフに過ぎなかった。
『民派』の目的は貴族の権限を削り、平民の権利を拡大する憲法改正の一点にあった。
そして、その目的は達成された。
義基はただ、国会で議決された些末な法案の報告に終始し『殿上会』は『民派』の思惑通りにすべてが進み終了した。
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画像は若き貴族主義者『官派』の首魁・左大臣九条響子
