物語の構成について

 連載開始にあたり、物語の構造について説明させて頂きます。

 この物語は主人公トワ達の目線で語られる「本編」と、トワ達が訪れた星々の出来事を描く幕間「インターミッション」で構成されています。

「本編」は物語のメインストーリーであり、基本的に時系列で物語が進んでゆきます。
「幕間」は本編と時間が前後しますが、基本的には「トワが星を去った後」、特に第1部の幕間はトワが亜光速航行している間の出来事やサブキャラクターの動向について三人称視点で語るものです(ただし最初の2つのように、いくつか例外もあります)

 いずれも物語は舞台となる惑星(もしくは衛星、航宙船等バリュエーションあり)を基本単位とする形で構成されています。章タイトルの後に記載された「○○-××の惑星」のようなフォーマットで記載しているものが、その章でメインとなる舞台です。
 第1部の終盤が「短編/中編/短編」で構成されているのはこのためで、実態としては3つの章で1つのお話しになっているのですが舞台が移り変わる関係上、章として分割を行っています。


 また一人称形式の本編では話者が誰かを示すために

>>Towa(トワ視点)
>>Iris(アイリス視点)

 のようなマークで識別を行っていますが、物語中で時間/場所が大幅に飛ぶ場合は経過時間や場所をこのマークの後ろに付記している場合があります。
 また本編での演出上、例外的に三人称視点が入る場合は「掲載する章の分割」もしくはスプリッター記号で明示を行っています。


 このほか第3部開始時点からは、第2部で登場したあるキャラクターを主役に据えたスピンオフの「外伝」も別作品として平行連載を行います。こちらは3人称視点の物語ですので「幕間」に近いですが、時系列(と出来事)が本編とリンクしているところが幕間とは異なります。
 このほか、物語世界を紹介するサブテキスト「教えてアイリス先生」を不定期更新で掲載してゆきますが、こちらは本編の出来事に合わせる形で第1部については全10回の解説が行われます。


 次に物語の章立てについて。
 今回カクコムコン向けに第1部をやや駆け足ペースで連載していく予定ですが、第1部以降の位置づけと執筆状況は以下のような形になっています。

第1部……「旅立ち」を描く長めのプロローグ(約39万文字)執筆済
第2部……物語世界の謎を追うメインストーリー(約100万文字)執筆済
第3部……アラカルト形式で続く惑星訪問(現時点で約170万文字)執筆中
最終部……物語のクロージング(約8万文字)執筆中、ラストは執筆済
外伝……別主人公の物語(現時点で約30万文字)執筆中

 第1部がプロローグとして長いのはこの物語のベースになったゲーム企画が「自分の艦で宇宙を旅する」というコンセプトだったからです。つまり、トワがマイシップを手に入れて自由に動けるようになってからが物語(ゲーム)本編、という解釈でプロローグだと位置づけています。

 第2部はゲーム本編、ストーリーモードとでも呼ぶべきパートで、ここで物語を完結させても作品としては丸く収まる構造と展開になっています。

 第3部についてはゲームで言えばエンドコンテンツやDLCに相当する部分ですが、第2部で解決していない問題、新たに発生した問題を解決しながら物語が進んでいきます。ただ現時点で既に執筆済みの物語が19章とかなり長くなっているため、一度区切りを入れて第4部に分割することを検討しています。

 最終部についてはトワの物語を一旦閉じるためのものですが、最終部へ至るプロローグとなる章+最終章+エピローグ+後日談のみ執筆済みのため、加筆してよりフィナーレを盛り上げるよう鋭意執筆継続中です。

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