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平成原人

明日9年ぶりにスマホの機種変更をすることになっている。別にまだ使っててもいいのだが、ケータイショップから「お使いの機種は来年以降緊急通報が繋がりにくくなる可能性がある」という脅迫文が届いたので、おとなしく従っておくことにした。
今までソシャゲもSNSもほとんどやってこなかったので特に不便を感じたことはなかったのだが、気づけば時代は令和(この単語が予測変換で出てこないことに気づいて今戦慄している)へと移り変わりこんな平成の遺産を持ち歩いているのは一部の高齢者と俺だけになってしまった。しかし一気に9年分の人類の進歩を体験することができると考えれば、これは一種のタイムスリップと言っても過言ではないのではなかろうか。そういうタイプの快感というのは即物的な人間には決して得られないもので、あるいはこれは自分の悪癖なのかもしれないが、その快感を求めて家電やデバイスの買い替えを遅らせたがる傾向がある。まあ単純に貧乏性というかケチなのもあるとは思う。デバイスと食い物には必要以上の金をかけたくないのだ。とはいえこの思想に積極的な共感が得られたことはない。
次のスマホは何年使うことになるかはわからないが、まあせいぜい頑張ってほしいと思う。愚かなる平成原人の述懐はこんなところです。

それでは皆さん、よいお年を。

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