「あら、良いの?ゲンナイの事は放ったらかし?」
「命の恩人にヒデーなオメーも♪」
「なっ、何を!?」
「良いのか〜?学者先生にゲンナイ取られちまうぜ?」
「そっ、そんなんじゃ無いし …… 」
とは言いながら、アドラステアはジパング語を覚える為に、何かと源内に引っ付いて居るのは確かだ
宝島でも、何やら2人きりでコソコソと話しをしていた
( 何をバカな事を …… そもそもゲンナイ殿がアタシの様な小娘を相手にする筈が無かろう … アディと良い仲なら寧ろ祝福せねば …… あの2人なら歳も近いしお似合いでは無いか )
そう自分に言い聞かせ、『アン王女の復讐号』へと歩くアルケ
しかし、渡り板の真ん中でピタリと足が止まる
そのまま暫く身動きしなかったが、2分ほどしてクルリと向きを変え、『リヴァイアサン』へと戻って来た
「どうしたの?忘れ物?」
アン ・ ボニーはニヤニヤしている
「今頃しっぽり濡れ濡れだったりしてなぁ?」
「う、煩い!忘れ物だっ!!」
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