読んでくれている皆様、ありがとうございます。
さて、またとんでもない話でSNSが盛り上がってますね。
事の発端は、著作権が本当に嫌いとつぶやいた人が始まりです。
特許は出願から20年なのだから、作品もそうするべきだという主張ですね。
……あ、もしかして、ベルヌ条約をご存じでない?
ま、そんな知っているかどうかはともかく、特許と並べるならもっと建設的な主張をすればいいのにとは思いますよね。
例えば、創作への投資回収を保障する独占期間を公開後20年として、その後は完全失効ではなく誰でも利用できる代わりに一定の使用料を権利者へ払う法定ライセンス制へ移行するとかね。
とりあえず、何が良い悪いは置いときましょうか。
そもそも、何が正しいのかなんて定量的に決めるほうが難しいわけですし、感情で言うなら70年のままで一向にかまわないので。
てか、日本も昔は50年で法改正されて伸ばされたばかりなのに、短縮されるわけはないとも思いますが。
私はこれのネックはカテゴライズだと思うんですよね。
またかと思いました? ええ、またです。
発言者がAIに肯定的だった→AI生成に著作権が邪魔なのでは?→AI肯定派は敵である。
単純化してますが、こういう構図です。
調べてないのでわかりませんが、少なくともAI学習をしたいからと元のつぶやきに明記はされていません。
もし本人がそう主張していたとしても、それは個人の発言です。
そこに噛みついたところで、本当に法改正されるかどうかとは、そこまで直結しないでしょう。
これだけEUだの米国だのと国際的な枠組みで議論されていて、どちらかと言えばAIをどう制御下に置くかという方向に議論が活発化してますし、その背景に人々の主張や声の大きさが作用している側面は否定しません。
ただ、AIの有用性を理解し、AIの有害性を考え、そのなかで本来誰が何をどう制御して、非AIとの差別化を図るのか。そして、どのラインの主張が、最も技術躍進と権利の保護を両立できるかで考えるべきでしょう。
個人主義が無駄に先鋭化し過ぎたんですよ。
個人の自由は集団の発展の上で成り立っていて、その恩恵を受けているくせに個人の主張ばかりするのは、非対称的だと理解する必要があると少なくとも私は思いますけどね。
つまり、AI批判のために論点を変えて肥大化させるのも、それに加担するのも、あまり賢いとは言えないと思いますよ。
嫌味っぽくなっちゃったので、この辺で。
