ハロウィン関係なかったなぁ。今年に限った話でもないですけど。
というわけで、ハンロンの剃刀です。概要です。
「無能で十分説明されることに悪意を見出すな」
シンプルでいいですね。シンプルすぎて何言ってるのか分からんという向きもあるかと思われますので、例えを出します。
教育されたことを一向に覚える気配がなく、事あるごとに先輩を呼び出して同じことを尋ねる後輩に対して思うべき感想は「こいつは無能で愚かなんだな」であって、「そうやって俺の仕事の邪魔をしてからかっているんだろう」となるのは筋違いだということです。
別にどっちでもよくね? という考え方もあると思います。何かしら不都合が発生している時に、その原因が無能か悪意のどっちだろうと不愉快には違いないのだという向きもあるでしょう。
ただ、相手を無能と思うか悪意のある人間と思うかによって、スタンスは変わりますよね? 相手を無能認定するのであれば「無能なりにこういう風にしてみたらいいんじゃないの?」とアドバイスしたりフォローすることも出来るでしょうけど、相手を悪意認定した場合はこうならない。「俺に迷惑かけて何が楽しいんだ!」「お前なんかの悪戯心に付き合ってる暇はないんだよこちとらは!」といった具合に、ただ突き放して八つ当たりして終いです。これでは誰のためにもなりません。一時的に溜飲は下がるかもしれませんが根本的な解決になっておらず、相手は懲りずに何度も質問してくるか、懲りて重要な事実など含め何も相談しないようになるかのどっちかで、より面倒な事態に発展することは想像に難くないです。
相手を敵ではなく、無能として捉えることで見えてくる景色もあるのではという話でした。云々。
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以上が原文となります。お読みいただきありがとうございました。
以下はブルーアーカイブに登場する、空崎ヒナのイラストです。よろしくご査収ください。
