あの日から80年――核兵器と生命は共存できない
1945年8月6日午前8時15分。
人類史上初めての原子爆弾が、広島に投下されました。あれから80年という歳月が流れ、当時を直接体験された方々は高齢となり、被爆体験を語る機会も少なくなってきました。原爆の実態や、その記憶を次の世代へ伝えていくことは、年々難しくなっているように感じます。
私は被爆者ではありませんが、私の祖母がその日、原爆の閃光を目撃しました。
「何が起きたのか、最初は全くわからなかった」
そう語っていたのを覚えています。
後に「広島に新型爆弾が投下された」という報道が流れましたが、それが原子爆弾だったと知ったのは、戦争が終わった後のことだったそうです。
あれから80年――。
私たちは今もなお、核による威嚇が繰り返され、核を保有する国が増え、核拡散の不安が続いています。しかし、核兵器というものは、たった一発でも使われれば、人類と地球に取り返しのつかない、破滅的な結果をもたらします。
私は強く思います。
核兵器と生命は、共存できない。
さて、今日のちょっと昔の写真。今日は2012年3月末の常磐公園の花々。
