今年も、あの痛ましい大惨事の日がやってきましたね。伊丹駅で72メートルオーバーランして、数分の遅れが出たのを取り戻そうとして、スピードを大幅に超過し、制限速度70キロの現場のカーブを、117キロで進入し、急ブレーキをかけたものの、カーブを曲がりきれずに、進行方向左側に車体を傾かせながら脱線し、マンションに激突し、乗客乗員107人が亡くなり、562にんの方が重軽傷を負いました。今日は事故現場で慰霊祭が行われます。
この事故を3D映像で再現された動画がYouTubeで公開されていますが、事故の前から運転動作がおかしかったことが指摘されています。始発の宝塚に向かう途中でも、ATSにより急制動がかかったり、停止位置目標を過ぎて停止したり。回送列車であったため、乗客はいなかったとのことですが、この時点で体調に異変が起きていたのか、あるいは運転手自身に、何か悩みや不安なことが起きていて、運転動作に支障をきたしていたのかはわかりませんが、宝塚駅に着いた時点で、運転続行は不可との判断を下していれば、このような悲劇的な事故は起きなかったのかなって思います。
改めて亡くなられた方のご冥福をお祈りしますとともに、今も後遺症を抱えておられる方の回復をお祈り申し上げます。
そして、今日のちょっと昔の写真ですが、徳佐駅に停車したSL初詣号。牽引機は今はもう現役を引退したC56-160です。この機関車も名機だったなって思う私です。いろんなところで活躍しましたからね。
