2022年4月23日に起きた、知床観光船のカズワン沈没事故。20名の方の命が亡くなり、今も6名の方の行方がわからないままです。
この事故では杜撰な安全管理が問題となり、悪天候が予想されていたにも関わらず、無理に出航させて、きちんと閉められていなかったハッチから高波から船内に浸水し、海水がエンジンにかかり、エンジンが停止。通信機器が故障していたために、携帯電話でやりとりしていましたが、電波が届かなくなって、通信が途絶。救助が遅れて、大きな被害を出す人災ともいうべき事故でした。
そして、これまで事故が起きた日に行われている合同慰霊祭には、船を所有していた会社の社長は出席しておらず、ご遺族の思いを顧みない態度に、ご遺族からは、不満の声が上がっています。おそらく自分が船を出したわけじゃないから、自分には全く関係ないとか思っているんでしょうけど、会社を代表している立場にある人間が、会社せ責任により事故を引き起こした場合、社長が責任を果たすべきだと思います。
この社長の態度を見ていると、福知山線脱線事故を引き起こしたJR西日本の当時の取締役だった、井手氏を思い出す私です。きちんと自分の会社が引き起こした事故に対して、責任を果たせよって思います。
さて、今日のちょっと昔の写真ですが、2012年正月の徳佐駅に入線するSL初詣号。やまぐち号と同じ筋で運転されています。駅に入線する直前ですので、煙は期待できなかったんですけど、満員のお客を乗せてやってきましたよ。
