近況でも何でもないのだけど、少し昔話を。
昔、かっこわるいながらも告白して振られて、そのままその相手と喫茶店に行き2時間反省会を開いた事がある。
相手からは私の髪型や服装、あと自分への態度や行動など割と具体的で身のある指摘を貰った。それをその後活かせたかというとそんな事はなかったのだけどとても参考にはなった。
一方私からも結構チクチク言わせて貰った。もう何年も片想いをしてるけれどもちっとも自分から行動してないじゃないかと。ウダウダやってるうちに好きな相手は取られちゃうし、自分の時間だって有限なんだぞと。少なくともそれを言う資格ぐらいはその時の私は手にしてたと思う。
ただまあ。今なら余計なお世話だと思うし相当野暮な事をしてると思うのだけど。いや、若かったんですよ当時。
その数日後。その相手の親友から連絡があった。私に告白された事を相手から聞いたとのこと。
貰った感想は2つ。「意外過ぎてビックリした」と「もう少し押せば、いけそうだよ?」。UFOキャッチャーかな?
とはいえ私は「諦める」ことを選んだ。そもそも告白自体も気持ちにケジメをつけるためだった。なんて事はない、相手に言った言葉はまんま私へ向けての言葉だった。
相性、金銭面、将来設計、物理的距離、相手への対価、etcを考えた時にそもそも私はこの恋をあまり良いものと考えていなかった。散々少女マンガやラブコメを読み耽ってたくせにこんな時は打算で考えてしまう。本当に好きではなかったのだと言われたら何も言い返せそうもない。
ともかく私は気持ちを諦める事を選んだのだ。
と、ココまでが前振り。
一応こういう経験をしてましたよと説明しないと、説得力に欠けるので。
そうして振られて諦めることを決心した私なのだけど、すっぱり諦めがついたかというと全然そんな事はない。結局1~2年ぐらいは引きずってたように思う。
何年も片想いをしていると嬉しい事があると伝えたくなり、どんな反応が返ってくるのか想像するのが癖になって染み込んでおり脳に刻まれてたその思考のルーチンから脱却するのは難しかった。
この、恋が恋でなくなるプロセスというのがいまだに上手く説明できない。今ではその相手に恋していないのは間違いない。嫌いになってないがもう恋してない。のだが、はてさて、どうして恋してない状態になったのだか。
とはいえプロセスは説明できずともパターンはいくつか思いつく。
一番オーソドックスなのは「他の人を好きになる」事だろう。恋する対象が置き換わるだけなのでイメージするのは容易い。とはいえ意図的に誰かを好きになるのは難しい。好きな人がまだいるうちは尚更だ。
他には「相手に幻滅する」とか。悲しいけれど見る目がなかったというヤツだ。私が恋するに値しなかったと判断し恋愛対象から外すことになる。恋した相手が素晴らしい人間であって欲しいと考えるのは当然ともいえるし、期待から外れた行動を取り続ければありえるだろう。
「忙しくする」というのも聞く。仕事など、相手の事を考えてた時間を他の事で埋めるのだ。相手のことを考えてる時間の割合が、好きのバロメーターだと考えるとそこそこ納得できる。
似たような話で、「環境を変える」というのもある。環境を変える事で行動や思考の流れを変えて、これまでの好きな相手との接点や考える思考を無くすように働きかけるのだ。
「忙しくする」「環境を変える」だと真っ先に「進学」「就職」が思い浮かぶ。確かにそれで別れるというのはよく聞く。けれどそれで片想いに諦めがついたというのは聞いた事がなくて実感も湧かない。まあ、結果として新しい出会いがあってとは聞くのでそちらの影響の方が大きいかもしれない。
ちなみに私はどの行動も取ってない。取らなかったから時間が掛かった。好きになるのは何もしなくても一瞬なのに、好きじゃなくなるには積極的に行動しないと時間が掛かるなんて思いもしなかったよ。
とはいえ、どの行動パターンも基本は困難だ。
好きな人に好きになって貰うのも困難だし、好きな人を好きじゃなくなるのも困難だ。けれども現状維持では幸せになれそうもない。好きでなった状態ではないにせよ、好きになった以上、選択は必要だ。
なんてことを、本来であれば物語りに落とし込むべきなんでしょうけども。というか恋愛丹のアイディア出しで考えてた事なんですけども。
ちょっとまだその段階でなかったので考えをまとめる意味もあって、走り書き。