本日で「第一章 動乱前夜」が完了。
来週は月曜に「和歌解説(一)」、火曜に「人物紹介(一)」が投稿されて終わりです。
再来週からは「第二章 苞蔵禍心」がスタートします。
苞蔵禍心というのは、「悪いたくらみを心にもったことを隠しておく」という意味です。
少しずつ不穏な様相を呈している細川家の内情を描く理由は、天下を支える家で起こることは、時間を経て実際に天下に事象として現れる――結果、それらを支える家々もその影響を受けていきます。
武田信玄が歿したことが、織田信長をフリーハンドにしてしまい、三好三人衆が敗退する原因になったように、物事は連鎖しています。
ここを語らずして天下は語れませんし、その天下に絡む利休という複雑怪奇な人物の生涯を理解できないと私は考えています。
第二章、お愉しみいただけましたら幸いです。
章題の詳しい解説はこちら
https://ameblo.jp/darkpent/entry-12820388599.html