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ファンファーレあとがき

こんにちは、スミヨシです。

先日仲良しのひばかりさんに「カクヨムコンやろうよ〜!一緒に地獄を味わおうよ!」と誘われまして、急遽【ファンファーレ】という一万文字の短編作品を書きました。カクヨムコンという地獄に見合ったいい感じの地獄が書けたなと思います。

これで私の与える☆の価値は急落してしまいましたね…。みなさんに頭が高い!したかったのですが、残念です。

しかしカクヨムコン参加者の☆の価値が落ちるってなんやねん。クソシステム!!
まあ相互評価対策なんでしょうけど…。


ファンファーレは元々話の構想自体はあったのですが、一箇所どうしてもクリアできない課題があって、しかしそれがAIの台頭のおかげで解消し、最後まで一気に書くことが出来ました。(まあその部分が結構な闇なんですけども)


▼ミチルの仕事のモデルとなった話の記事。こんな仕事は高単価であるべきという願いのもとのフィクションです。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/149772



ファンファーレのテーマは「望まないエゴと生きること」というものです。チカとミチルは一般感覚から外れてしまった共感覚に近い世界で生きています。自身が望まない特性を生まれついて付与された二人は、気を抜けば沈む泥の中を泳ぎながら生きている。チカにはまだ普通に人と接する常人感覚がありますが、ミチルは自分と同じ感覚に生きる仲間に出会ったことがありません。それを必死に探している。私はミチルが可哀想でたまらないですが、もしミチルがこの世界に実在したとしたら縁を持たないようにするでしょう。絶対に救えないからです。

フォロワーのまり先生がこの作品を読んでくれて「地獄のボーイ・ミーツ・ガール」というキャッチコピーを付けてくれました。お互いがお互いの地獄から救う存在であるはずなのに、自分を守るための強烈なエゴのために補い合うのではなく搾取する。その結末はどう頑張っても明るくはならないでしょう。

私は今の世の中のAIというシステム、それを使う人、クリエイターという関係にも非常に似通っているなと感じました。ある種現代のコンテンツ消費社会に対する風刺も含んだ作品になったと思います。

この作品は人によってかなり評価が分かれると思います。ただ、何かしらの感情を動かすものになっていれば浮かばれます。

コメント・レビュー頂けると嬉しい。どう感じたか、良ければ聞かせてください。

▼ファンファーレ
https://kakuyomu.jp/works/822139840982502231


また来週から気を取り直して稲刈り始めます。
こちらも決して明るくはないですが、エンタメとして楽しめるようになっているはず…。ブクマして気が向いた時に眺めてもらえると嬉しいです。

▼稲獣の刈人
https://kakuyomu.jp/works/16818792439454700746

ではでは

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