神無月そぞろ

邪悪なアヤカシが現世に復活した。人に害を及ぼすアヤカシも現れたので、霊力をもつ者や規格外のチカラがある者、さまざまな異能者が立ち向かう。オジサン連中は使命感が強く、若者はどちらか…

アイドルだった母親の容姿を受け継いでふわふわ系カワイイ女子。年の離れた姉と兄に溺愛されワガママな性格になりそうだが一番しっかり者。そんな最強末っ子が恋に落ちた。

　昼休み。学校をこっそり抜けだして公園にきた。昼飯を食べ終わってゆっくりしてたら、男の勝負が始まった。

　なんども同じ夢をみる。それはとても素敵なもので毎晩楽しみにしている。でも朝はやってくるもので―― 　…ふぅ。

　人に言えないコトがあって悩んでいる。でも一人では解決できないとわかっている。思い切って打ち明けたらスッキリした。

　かわいい衣装で歌いながらダンスする姿に見とれた。さわやかな笑顔で元気を与えてくれるアイドルは素敵な存在。アイドルに憧れてそして目指した。

　カレンダーを見ればさまざまな行事が書かれている。３月３日には「雛祭り」とあるけど、それよりも大きな文字で別のイベントが書かれている。そう、今日（３月３日）はスペシャルな日なのだ。

　だいぶ夜が更けてきたところで最後まで灯っていた店の看板の明かりが消えた。これで寝静まるはずなのに今夜は違う。閉店したはずの店から人の声がしている……。 　南の夜は長い。島のS…

　暦は秋でも夏のように暑かった日が終わり、いきなり冬がきた。木から葉がなくなりオフィス街に凍てつく風が吹き抜ける。 　コートを着たビジネスパーソンが急ぎ足で歩道を進んでいる。急に…

　スマートフォンにメッセージが届いた。相手はめったに連絡してこない姉からで画像もついている。 　珍しいな、なんの写真だろう……？ ┄┄┄┄┄ ※自主企画「怖そうで怖くない少し…

　同い年とは思えないくらい物事に達観していて、トラブルが起きてもクールに処理する友人が珍しく苛立っている。 　なかなか崩れないポーカーフェースが乱れてしまう事態なんてよほどのこと…

　飲みに出かけていた姉貴を迎えに行った帰りにドライブした。目的地は海のそばにある老舗のドライブイン。２４時間営業している便利な店で姉貴と何度も訪れている。 　ふだん本土にいる姉貴…

　寒い日が続くと物悲しくなって人肌が欲しくなる。幸せそうな恋人たちを見てうらやましく思い、自分も相思相愛になりたいと想いが芽生えてくる。――欲が目覚めると闇が動く。 ┄┄┄…

　やっと自分の車が持てたのでドライブに行きたい！ 　バイト終了後、心霊スポットへ行くつもりだったのに霊感のある店長がやめるように言ってきた。 　ホラー好きはピンッときて、店長にな…

　今回も天気予報どおり台風が直撃するらしい。 　店長から臨時休業するからバイトはないと連絡がきたけどわざわざバイト先へ向かった。だって一人で台風をやり過ごすのは心細い。お店へ行け…

　俺のノートには奇談が詰まっている。 「街角で見えないナニカが足にまとわりつく」 「電車の中で姿の見えないナニカに腕を引かれる」 　どれも友人が体験した不思議な現象だ。 　科…

たぶんオレは恋をしている。 でもなぜ急に？ ずっと近くにいたのに、これまで気にならなかった。想いは本物なのか、それとも――？ ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨…

　強い霊力をもつ青龍寺 環（しょうりゅうじ　たまき）はアヤカシをコレクションできるほど異能者として能力が高い。プライベートでは友人に囲まれ生活にも困っておらず、恵まれているように…

　ネコには不思議な伝承がある。 「年を取ると猫又になる」「複数の命を持っていて死んでも生き返る」「恨みを買うと子孫まで祟られる」などなど。 　怖い話が多く残っているけど情が深いネ…

　友人に霊感があることを知った俺は、怪奇の世界に興味をもち、体験談をもとにしたホラー小説の執筆を始めた。 　小説は可能な限り実話にしようとするが納得のいく文章が書けない。思うとお…

　常に友人に囲まれている青龍寺（しょうりゅうじ）は大学生活を満喫している好青年に映る。しかし裏では人命に関わるシーンに遭遇してもアヤカシの収集を優先する冷酷なコレクターだ。 　人…