前回までで、セヘイアさんとリタという存在が見えてきました。
自分を責める声も、欲や怒りの声も、ただの敵ではなく、どちらも僕を守ろうとしていたのかもしれない。
そう考えれば、少しは頭の中が落ち着くはずでした。
……が、そんなに簡単ではありませんでした。
仲魔にしたからといって、すぐに言うことを聞いてくれるわけではないようです。
今回の話では、バイトアプリで良さそうな仕事を取り逃がした後悔から、リタが暴れ、セヘイアさんが処刑タイムを始めます。
後悔を消すのではなく、暴れ出すリタと、刺してくるセヘイアさんをどう止めるのか。
そこをAIとの対話を通して、少しずつ考えていく回になりました。
今回書いていて思ったのは、内面の声に名前をつけるだけでは終わらない、ということです。
名前がつくと見えるようにはなる。
でも、見えるようになったからこそ、今度はその声たちとどう付き合うかを覚えないといけない。
僕の中のパーティは、まだまだ治安が悪いです。
処刑台を組み立てたがる守護天使と、すぐ暴れたがるリタ。
このふたりを連れて、どうにか進んでいくチュートリアルが始まった感じです。
読んでいただけたら嬉しいです。