今回も『滅びの魔女は、今日もおにぎりを頬張る』の資料の小出しと、AIで画像生成した挿絵の公開です。
今回の小出し資料は、作中で登場した『雨月物語』の写本に関して。実際にどれほど希少性があるのかの解説になります。
時代:江戸時代後期(1776年刊)明和5年(1768年)序、安永5年(1776年)刊
『雨月物語』の写本は多数存在するものの、その多くは江戸時代の木版印刷によるもので、手書きの写本は数が少なく、特に秋成が執筆した初版本に用いられたとされる初期の写本は希少性が高いと考えられます。しかし、現存する写本のほとんどが散逸しており、完全な形で残っている初期写本はほとんどないため、研究対象としても希少性が高いと言えます。
『雨月物語』の写本の希少性について
初期写本の希少性:
『雨月物語』の作者、上田秋成による序文には、彼が書を「雨は霽れ月朦朧の夜、窓下に編成し、以て梓氏に畀ふ。題して雨月物語と云ふ」と記しており、ここから秋成が自身の執筆した手稿(写本)を元に木版印刷に供したことがわかります。この初期の写本は、現存数が非常に少なく、希少性が高いとされています。
江戸時代における流布:
『雨月物語』が世に出た江戸時代には、木版印刷による出版が主流でした。多くの人々が木版印刷されたものを手に取り、読んだと考えられます。
散逸と現存する写本の状況:
現存する多くの写本は、後代に書写されたものであり、完全な形で残っている初期の写本はほとんどありません。写本自体が散逸しているため、研究者にとっても希少な資料となっています。
したがって、『雨月物語』の写本全体でみると多数存在しますが、初期の、あるいは完全な形の写本となるとその希少性は高いと言えます。
次に生成した挿絵。
本編『#25 家庭科とは、すなわち女子力』
部活動が始まる9時に合わせて10キロ入りの茶色い紙製の米袋を担いで5階まで上がり、息を切らせながら家庭科教室を訪ねると、家庭科部の部員たちが出迎えてくれた。
「え!?笹錦先生、なんでお米担いでるの!?」
「なにかの罰ゲームですか!?」
「お上品で大人しそうな見た目なのに、炭鉱奴隷の真似して・・・」
「いえ、せっかくなので差し入れにと思いまして」ゼェハァゼェハァ
「そ、そんな気をつかわなくても」
「これでも江戸時代から続く豪農笹錦家の娘です。ササニシキの10キロや20キロ、なんともありませんよ」ゼェハァゼェハァ
「言ってることは立派だけど、今にも倒れそうなフラフラで言われても」
「来ていきなりで申し訳ありませんが、す、少し休憩を」ゼェハァゼェハァ
「あ、はい!冷たい飲み物用意します!」
「すみません・・・」ハァハァ
少し良いところを見せようとしたばかりに、今日もまた失態を。
まぁ、パフォーマンスとしてはウケたようなので、笹錦家的には良しとしましょう。きっと、ご先祖さまも喜んでくれているはずです。
最後に執筆状況ですが、第十二章は書き終えて現在第十三章を執筆しております。予定通りに収まれば第十五章が最終章になるのですが、完結まで書き終えてから公開再開したいと思い、現在鋭意執筆中ですので、もうしばらくお待ち頂ければと思います。
