ご無沙汰しております。
「平成ことのは綴り」をお読みいただいている皆さま、ありがとうございます。
じつはこの数ヶ月、私はどうしても書かずにはいられない物語に出会ってしまいました。
それが今回投稿した**「白菊の記憶 ― 忘却の式神使い ―」**です。
思い出や記憶の喪失。
愛しさと切なさが交差するそのテーマに、心を奪われ、
気づけば「ことのは綴り」の筆を一時中断してでも、
ひとつの終わりを描くことを選びました。
今回の作品は、
“想いだけが式神を呼び戻す”という世界観のもと、
静かに、けれど力強く、ひとりの男と少女の祈りを描いた中編です。
どうか、心の片隅に残るような物語であれば嬉しいです。
「平成ことのは綴り」の方も、また戻ってまいりますので、
引き続き見守っていただければ幸いです。
