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下ノ畑ニ居リマス

こんにちは。暑い日が続いておりますね。
こちらでは明日の夜から来週にかけて雨予報。
やっぱり晴れの週、雨の週と入れ替わる不思議な年で、畑の水やりも大変そう。
せめて数日おきに晴れ間が見えたり、雨で涼しくなってくれると嬉しいです。

昨日、日本ワイン用のブドウが取り合いになっている、というニュースを見ました。
何でもワイナリーが急増し、原料のブドウ生産を農家に依存してきたところは悪戦苦闘しているようです。

最近の農業周辺の賑わいも、いくらかは一過性のブームみたいなものかもしれませんが、ワイン好きだから葡萄の植え付け手伝おうとか、おにぎり大好きだから田んぼ周りの草刈りを手伝おうとか、目先の利益に直結しなくともその業界が盛り上がるといいな、という心の動きが行動に変化する社会になってゆくと良いな〜と思う今日この頃です。

つくづく、資本主義って視野狭っっ!って思うのです。

そんなブドウの話が気になった背景として、出っぱなしさんのワインエッセイ等々もあるのですが、私が草刈りなどして手入れをしている土地の一つにも、何やらブドウみたいなのが生えているのを見つけたのですよ。

そこは柿、やまなし、アスパラ、山芋、イタドリ、フキ、タラ、野蒜、玉ねぎ、ヒメコウゾ、ユリ、みかん?などなど、人が植えたもの、鳥が運んできたもの、自然に生えているものと、何だか色々入り混じったミラクルワールド。

こちらのブドウは食用でしょうから、もし獲れたら嬉しいですね。


久しぶりに『アルケーの方舟』を更新しました。
◉下ノ畑ニ居リマス
https://kakuyomu.jp/works/16818622172629050517/episodes/16818622176002824793

【写真】
今年、庭用に連れ帰ったブルーベリー。
まだまだ小さい鉢サイズですが、さっそく収穫していただきました。

4件のコメント

  • ブドウは取り合いですが、ワインは余っています(笑)
    食べるものがあることは大事ですネ。
    これからは本当に食べるものがなくなるかも?
  • 出っぱなしさん、ワイナリーが増えているってことは、そういうことですよね。
    今後は「自分たちと親類が食べてく分だけ作ればいいか」と考える農家さんが増えるんじゃないでしょうか。実質的に戦後の日本みたいな食糧事情になりそう。
  • ポロさん、
    さきほどノートの方にも返事を書いたのですが、本当は兎にも角にもこちらにお礼が言いたくて来ました。
    レビューをいただいて、こんなにも深く理解し分析してくださっていることに感激しました! もう行間まで読んでもらえている……! それをこんなにも的確に文章にされることに感服しました。
    四つの点に挙げられていたこと、中でも四つ目はこの話を書くときに最初に浮かんだことでした。SNSの投稿の話ははじめて知ったのですが、根底で共通するものを感じました。題材こそ移民を扱っていますが、書きたいテーマはもっと普遍的なものを想定していましたので、そこを汲み取ってくださったのが本当に嬉しいです。
    奈良に足を向けて寝られません。心より御礼申し上げます!
  • 柊さん、
    そちらのノートのお返事、拝読しました。
    なのに、こちらにもコメントいただけるなんて!

    レビューは熱量が大きすぎてしばらく寝かせてから書く時と、スーッと降りてきたものを心を整理するように書く時があって、今回は後者でした。
    けれど私のレビューは堅苦しくクドイのではなかろうか、といつも思うのです。喜んでいただけたのなら、こちらこそ感激です。
    いつも書き上げてから投稿ボタンを押すまでの緊張時間がめちゃくちゃ長いので。笑

    小説のような言語表現では、題材にしたこと、表面的なことに注目されがちです。
    それはコメントする際に、作者が言語化していることについて言及するなら見当違いではないだろう、失礼には当たらないだろうという過剰な気遣いでもある気がしています。
    特に昨今の言葉のコミュニケーション、カクヨムのようにエンタメ中心の環境だと尚更、「素直にそのまま受け取ってよ」「なんで別の話に?」みたいな空気もあるのかも知れません。

    けれど文学作品はそれ自体を題材にして、深掘りしたり、類推したり、遠回しに表現したり、同じ骨格を持つ他の事象を身の回りで探したりして、作者と読者の間で、或いは読者同士で、様々に議論して良いものじゃないだろうか、と常々感じています。

    それであえて移民ではない話題にグイッと振ってみました。
    他の読者さんにも、別の側面で似たようなケースはないだろうか、と探してもらえると良いなと。

    それに柊さんは、そういった題材となり得る文学作品として、本当に良いものを気軽に手に取れる良い塩梅で書かれるので、毎度ハッとさせられます。(私が出版業をやるなら絶対声をかける)
    こちらこそパリ方面に敬礼してから一日を始めたいと思います。

    どうかこれからも「書きたい!」と感じたものを存分に表現してください。お待ちしております!
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