ホラーって色々あって、和製ホラーと洋物ホラーでもかなり違いがありますよね。私はホラー大好きで、特にバーカーの『血の本』シリーズが大好きだったんです。あの、文字を読むだけで目の前に真っ赤な血のイメージが湧いてくる不思議な体験のできる小説です。
ちなみに私、プロフにも以前は書いてありましたが、最近web小説を読み漁るようになるまではほとんど小説を読まない人間でした。ちょろっとは読みましたよ。けど、読む本のほとんどは資料本で、物語は古典か民間伝承みたいなのが多かったです。いちばん大事にしていたお話の本が小さなころから読んでいた『イソップのおはなし』(小出 正吾(文)、三好 碩也(絵) 特に絵が好き!)な時点で本当に読まなかったんですよね。捨てられたので買いなおしたくらいです。
ホラーに話を戻しますと、まずヴィジュアルに意味とか論理性のあるホラーが好きです。なんだかぼんやりとか、ぐちゃぐちゃ、或いは不快感があるだけなヴィジュアルは嫌いなんですよね。
好きなのは"The Thing"と"The Hellbound Heart"。どちらもそのヴィジュアルに意味がある。面白いホラーでも、ヴィジュアルのロジック死んでると本当つまんないんですよ。ギレルモ・デル・トロの"MAMA"って映画がありましたけど、話はすごくよかったのにデザインが……。ただ人間の形を歪めて不快感を出すだけってのあのデザインだけが残念でした。
さて、映画ではヴィジュアルに論理性がある方が好きでしたが、小説の場合はヴィジュアルでは語れません。ただ、小説でもやっぱり論理性がある方が好きです。
ホラーって不条理があるのがいいって人も居ますけど、私はあまり不条理が過ぎるとギャグになるから好きではありません。なんだか製作側の都合だけで回してるなあって透けてしまって、映画でも興が覚めてしまいます。あとはびっくり箱ホラー。とにかく大きな音と絵面で驚かせれば勝ちみたいなのも。
不条理なのが嫌いなわけではなく、ちゃんとあちら側にはあちら側のロジックがあって、そのロジックに従えば不条理から救われる方法がある。もちろん、結果は成功でも、失敗に終わってもいい。そういう不条理さが好きです。まあいえば、民間的な伝承だとか古典だとか、昔から受け継がれてきたギミックですね。拙作の『ゴブリン』にも関連ネタを書きましたが、『エインセル』とかシンプルで大好きです。